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いつの間にか手にとってしまっていた、ある人の曾祖父が持っていたという外国語で書かれた日記。それが英語で書かれたということに気づくまで時間がかかるほど外国語が不得手だったにも関わらず、気がつけば四六時中向かい合っている。内容は何の変哲もないただの日記だ。だが、挟んであった1枚の写真に取り憑かれてしまったのかも知れない。そこには一人の男が手を縛られ、何かに吊るされている様子が見える。周りには大勢の男たち。明らかに立場が違うのが見て判る。それだけなら普通の、とは言えないかも知れないが、ただの古い写真だ。ところが、どうにも様子がおかしい。中心の吊るされた男は裸で、恍惚の表情を浮かべている。だがその体にはほとんど肉が無い。