「あ、起きたんだね。体調どう?」
大股で歩み寄ってきたユズナはテーブルの上にスポーツドリンク、ゼリー、アイスなどを並べた。
「(そう言えば、気を失う直前にユズナさんの声がしたような……あれ、夢じゃなかったんだ)」
「食べやすそうなもの選んできたつもりなんだけど……」
屈託なく微笑んでこちらを見つめるユズナに、ロメはハッと我に返って手を振った。
「えっ、そ、そんな! 悪いです」
「遠慮しーなーい。吐き気してるかもだけど、意外と食べたら治まったりするから」
いたずらっぽく言ったユズナが差し出してきたゼリーを思わず受け取ってしまう。
「あ……ありがとうございます」
「食べたらもう少し寝た方が良いよ。顔色、まだすごく悪い」
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