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【片思いは辛いから】
第1話
〖すれ違い〗
岩本side
俺の名前は岩本照
俺には出会った時から
恋に落ちた人がいる
いわゆる一目惚れだ
その相手は
俺の親友…深澤辰哉
可愛くて、いつも笑顔で
俺の所に来てくれる
そんな所が愛しく感じる
俺とふっかが出会ったのは
小学校の頃
親の都合で引っ越してきた学校に
ふっかがいた
te「じゃあ、自己紹介できる?」
iw『……いわもと…ひかるです』
te「みんな、仲良くしてあげてね!」
「「「は~い」」」
te「席は深澤君の隣」
te「深澤君手を上げて教えてあげて!」
fk「は~い!岩本君こっちだよ!」
無言で席に着いた
fk「おれ、ふかざわたつや!」
fk「みんなから”ふっか”ってよばれてる!」
fk「よろしくね」
iw『よろしくおねがいします』
この時初めてふっかの顔を見た
iw『ッ……/////』
一瞬でふっかの虜になった
あれから数年
俺達は同じ中学に入学し、
同じ高校に入学した
ずっとふっかと一緒にいて
“好き”って思いは途切れたことはない
fk「照、帰ろ」
俺の好きな人から帰りのお誘いがきた
でも、今日は妹の誕生日
一緒に誕プレを買いに行く約束をしたのだ
だから一緒に帰れない……
それと、ふっかの誕生日も近いから
ふっかの誕プレも買いに行く予定
俺はそう思い
ふっかに嘘をついた
iw『ごめん!今日委員会ある!』
fk「そっか……!」
fk「じゃあ、一人で帰るわ……じゃあな、」
iw『ごめんね』
fk「また、明日」
ふっかは悲しそうな顔をして帰っていった
俺は心の中で何度も
『ごめんね』と呟いた
荷物をまとめ、
デパートの前で妹が来るのを待った
si〔ごめん!照、遅れた!〕
iw『遅ーよ!』
iw『早く行くぞ!』
si〔はい、はい!〕
デパートの中
si〔照これ買って!〕
iw『いいよ!』
si〔やった!〕
si〔あっ、友達いる!〕
si〔行ってきていい?〕
iw『戻ってくる時連絡しろよ』
si〔はーい!〕
俺は、一人になったとたんに
ふっかの誕プレを買いに行った
iw『どれがいいかなぁ?』
iw『こっち?』
好きな人の事になると
優柔不断になる
悩みに悩んだ結果
ふっかの誕生石がはいった
ブレスレットにした
iw『早くふっかの誕生日になって欲しいなぁ……』
次の日
iw『ふっか、おはよ!』
iw『昨日はごめん、委員会があってさ、』
fk「そっか……」
なぜか、ふっかは素っ気なく
俺に返事をしてきた
この日を境に
ふっかは話しかけてこなくなった
iw『ふっ、』
fk「佐久間!」
まただ、話しかけても遮られる
俺……何かしたのかなぁ……
それからふっかと話す事はなくなった……
次回🤍=300
te=先生
si=妹