テラーノベル
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不眠症のことを打ち明けてから数日。
兄たちは、らぴすが少しでも安心して過ごせるように気を配っていた。
心音 「今日は体調どうだ?」
らぴす 「うん……昨日よりはいいよ。」
ロゼ 「無理だけはするな。」
らいと 「眠かったらすぐ休め。」
メルト 「今日のおやつは俺が選んできた!」
みかさ 「食べられそうなら少しだけでもいいからな。」
らぴす 「ありがとう……。」
兄たちの優しさに、らぴすは嬉しそうに笑った。
午後。
動画撮影の準備をしていると、突然外から大きな雷の音が響いた。
ゴロゴロッ!!
らぴす 「っ!!」
体がびくっと震える。
ドクン、ドクン。
心臓が激しく鳴り始めた。
息がうまく吸えない。
らぴす 「はぁ……っ、はぁ……っ」
心音 「らぴす?」
ロゼ 「顔色が……」
らいと 「どうした!?」
らぴすは胸を押さえ、その場にしゃがみ込んでしまう。
メルト 「らぴす!」
みかさ 「呼吸が苦しそうだよ!」
心音はすぐにらぴすのそばへしゃがんだ。
心音 「大丈夫。俺たちがいる。」
らぴす 「くるし……っ」
心音 「ゆっくりでいい。慌てなくていいから。」
ロゼ 「水持ってくる。」
らいと 「救急車……?」
らぴすは苦しそうに首を横へ振った。
少しして呼吸が落ち着き始める。
らぴす 「……ごめんなさい。」
心音 「謝らなくていい。」
みかさ 「今のは何だったの?」
らぴすはしばらく黙っていた。
もう隠せない。
そう思い、小さく口を開く。
らぴす 「……発作。」
メルト 「発作?」
らぴす 「急に苦しくなって……息ができなくなって……。」
ロゼ 「病名は?」
らぴす 「……パニック障害。」
その言葉を聞いた五人は驚いた。
心音 「そんなに辛い思いをしてたのか……。」
らぴす 「みんなに迷惑かけたくなくて……。」
らいと 「だからって一人で耐えなくていい。」
みかさ 「俺たちは家族だから。」
メルト 「発作が来たら、絶対一人で我慢するな!」
らぴす 「……うん。」
心音はらぴすの頭を優しく撫でる。
心音 「これからは発作が来ても、一人じゃない。」
らぴす 「ありがとう……しおにぃ。」
少し安心したように笑うらぴす。
でも。
秘密はまだ終わらない。
残る秘密は二つ。
その一つは、普段の何気ない音が原因で起こるものだった──。
――続く。
Next❤400.🌾4
コメント
5件
いつも見てます! 大好きな神作品様です! 応援してます!
続きが見たすぎる✨ 一人で4人分コメントできたらいいのにぃぃ
わかる……雷の一発で全部の防御が崩れちゃう感じ、すごく痛いほど伝わってきたよ。らぴすが「ごめんなさい」って謝る前に、胸押さえて蹲るところ、本当に苦しそうで息止まっちゃった。でも「一人じゃない」って心音が撫でるシーン、もう泣きそうになった……。秘密がまだ残ってるって伏線も気になるし、次も絶対読むね🌙