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くじ引き制作係視点


清羅「くじ作るか。」


黒名「何で作る、作る?」


斬鉄「え〜、あ〜、…髪?」


清羅「髪じゃなくて紙な」


黒名「…紙なんてあるか?」


清羅「…確かに」


黒名「んじゃ、國神に言って考え直すか。」


清羅「そうなるな」


斬鉄「その必要はない。」


黒名「?、どうしてだ?」


斬鉄「俺は見たんだ。」


清羅「…一様言うが、カッコつけなくていいからな」


斬鉄「あ、そう…」


斬鉄「じゃなくて、俺 病院に来るまでに本屋を見つけたんだ。」


黒名「本屋、?」


斬鉄「他の奴らは、きっと玲王のことで頭がいっぱいだったんだと思う。」


斬鉄「だが俺は、こういう時こそ冷静に対応することが重要だと思った。」


斬鉄「それで、落ち着くように外を眺めていたら偶然、本屋の場所を見つけたってわけだ」


黒名「本屋には、文房具が売ってるよな…」


清羅「だったら、その本屋にでも行って紙とペンを買えば!」


斬鉄「だが、ここでさらなる問題が、」


清羅「いちいち、カッコつけなくていいかはやくしろよ」


斬鉄「…で、問題があってな」


黒名「その問題ってのは?」


斬鉄「”誰が金を払うか”だ。」


清羅「…なるほど」


黒名「……なぁ、今気づいたんだけど、」


清羅「どうした」


黒名「病院にでも紙とペンはあるんじゃないか?」


斬鉄「…確かにな」


清羅「どうして分かるんだ?」


斬鉄「俺の実家は、歯医者でな」


斬鉄「俺の家にも紙とペンは置いているからだッ!!!」


黒名「それ、理由になってない気がするんだが…」


清羅「…とりあえず、医者にでも看護師にでも聞いてみるか」


黒名「だな。」

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