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アズール
「ハッ」
『ん、』
フロイド
「あ、目ぇ覚ました」
ジェイド
「アズール、この指は
何本に見えますか?」
アズール
「8、本」
ジェイド
「うん。まだ気が動転しているよう
ですね。でも、良かった。なんとか
ブロットの暴走は治まったようです」
レオナ
「ったく、手こずらせやがって」
ラギー
「いやいや、レオナさんは
それ言っちゃダメっしょ」
アズール
「僕は、一体なにを?」
ジェイド
「魔法の使い過ぎで、オーバー
ブロットしてしまったんです
覚えていませんか?」
フロイド
「僕に力をくださいよォ〜〜って
泣きながらみんなの魔法吸い
上げてさぁ。ちょ〜ダサかった
ちょっとゲンメツ」
アズール
「そ、そんな。僕が暴走する
なんて、信じられない」
エース
「おまッ、大丈夫か!
攻撃めっちゃ当たってたけど」
『これぐらい大丈夫だ』
デュース
「その怪我で大丈夫ッ!?」
ジャック
「さすがに後で保健室行くぞ」
『いや、』
グリム
「じゃあ強制なんだゾ」
そんな暇があるなら元の世界に
帰る方法を探したいんだが
ラギー
「ま、コツコツ集めてきたモンを
台無しにされたら、そりゃ怒るっス
よね。俺だって、ずっと貯めてる
貯金箱を他人に割られたら絶対
許せないと思うし」
グリム
「でも、やっぱ悪徳商売はダメ
なんだゾ。反省しろ」
ジャック
「その前に、お前らは他人に作った
対策ノートで楽しようとしたことを
反省しろ!」
『初対面で申し訳ないが、あの
対策ノートはそう簡単に作れない』
アズール
「え?」
エース
「確かに。だってアンタの作ったテスト
対策ノート見て、一夜漬けしただけで
90点以上取れちゃったし」
デュース
「ああ。まさに虎の巻、だったな」
ジャック
「100年分のテスト出題傾向をてめーの
力で作ったもんだと、学園長から聞いた
あんたの汚いやり口は認められねぇが、
その根性だけは認めてやってもいいぜ」
アズール
「…フン。そんな慰め、嬉しくも
なんともありませんよ」
フロイド
「あれ〜?アズール、
ちょっと涙目になってね?」
ジェイド
「おやおや、泣き虫な墨吐き坊やに
戻ってしまったんですかね」
アズール
「2人とも!その件については秘密
保持契約を結んだはずですよ!」
ジェイド
「おっと、失礼しました」
ジャック
「あ、そういえば。コレ、あんたが
取ってこいって言ってたリエーレ
王子の写真、ちゃんと持ってきたぜ
まだ太陽は沈んでない。これで
完璧に俺達の勝ちだ」
レオナ
「なんだ、この写真?人魚の雑魚
どもがわらわら写ってるだけじゃ
ねぇか」
ラギー
「エレメンタリースクールの集合
写真、スかね?なんでこんなのが
欲しかったんスか?」
フロイド
「あっは、懐かしい。これ、
俺達が遠足の時に撮った写真だよね」
どうやら、昔の写真は全て取引で
巻き上げ抹消したが飾られている
この写真はどうしようもなく、
寮はモストロ・ラウンジ店舗拡大と
黒歴史抹消を同時に叶えようとした
そうだ
フロイド
「別にいーじゃん。俺、この
頃のアズール好きだけどな
今より食べがいがありそうだし」
ゾク
アズール
「そういう問題ではないんですよ!」
食べがい。丸々太っ、た
僕は汗を1つ流しながら服の両はしを
強く握った。その様子を、3人に
見られているとは知らずに
リーチ、アズール
「「…」」
その後、やっぱりジャックが
盗みは嫌みたいなので、
また後日、皆で返しに行くことに
グリム
「そういえばレイ、監督s」
後日談。この時僕が監督生を見る目は、
まるで汚物を見るかのようだったそうだ
マレウス
「おや、戻っていたのか」
『ああ』
マレウス
「まさかアーシェングロットとの
勝負に勝利するとはな」
『なんだ。知ってたのか』
マレウス
「まあな。すまし顔のアーシェン
グロットが悔しがる顔はさぞ見もの
だっただろう。僕も見たかったな」
『マレウスもたいがいだな』
マレウス
「それにしても良かったのか?
やりたくなかったのだろう?」
『…まあいい』
マレウス
「ん?僕はそろそろ寮へ戻った
方が良さそうだ」
『そうか。じゃあ僕も戻ろう』
マレウス
「ではな。おやすみ」
『おやすみ』
シルバー
「どうだ、いたか?」
セベク
「いや、こちらには
いらしていないようだ」
シルバー
「西校舎のほうかもしれないな」
セベク
「ああ、若様、なぜともも連れず
外出など!貴様が目を離すからだぞ
シルバー!」
シルバー
「赤子じゃないんだ。大袈裟に
心配しすぎだと思うが」
セベク
「何かが合ってからでは遅い1秒たり
とて気を抜くな!!貴様、若様の
護衛という大役をおおせつかっている
自覚があるのか!?
人間でありながら、若様やリリア様に
育ててもらったご恩を忘れたとは言わ
せんぞ!」
『あーあーあーあー、落ち着け、
マレウスなら〜〜〜』
その後は無事に伝え、寮に戻って来たが
明日からまたアイツとッ 正直今回の
事でもう監督生はなるべく関わりたく
ない。リリアに聞くか
リリア
「いいぞ」
『そんなあっさり、大丈夫か?』
リリア
「ああ、寮のヤツもだいぶレイの
ことを気にいっておるからな
早速明日クロウリーに話に行こう」
『ありがとう』
〜〜〜
写真を返す日、
アトランティカ記念博物館にて
アズール
「本日はモストロ・ラウンジの研修
旅行、という名目で貸し切り営業と
なっておりますので、ゆっくり
楽しんでください」
グリム
「ふなっ、出たなタコ足アズール、と
思ったらお前は人間のままなのか?」
アズール
「ええ。僕のようにタコ足の人魚は
この辺りではとても珍しいので
こっそり写真を戻しに来たのに、
変に印象に遺っても嫌ですから」
ジェイド
「そんなに気にしなくても、写真に
写っている、まんまるおデブな人魚が
貴方だとは、誰も気付きませんよ」
フロイド
「せっかく帰ってきたんだから、
そんな不便な姿じゃなくて、元の
姿に戻って泳ぎ回ればいいのに〜」
アズール
「フン、放っておいてください。じゃあ
僕は写真をそっと元に戻して来ます
から、みなさんはどうぞ館内をご覧
ください
あなたは行かないんですか?」
『いや、ちょっと心配で』
また面倒事を起こさないか心配、だがな
アズール
「…昔の写真を消去すれば、僕がグズで
ノロマなタコ野郎と馬鹿にされていた
過去も消えるような気がしたんです
海の魔女は、悪行を働いていた過去を
隠すことはせず、その評判をくつがえす
働きをして人々認められた
僕は彼女のようになりたいと言いながら
結局、過去の自分を認められず否定し
続けていただけだった」
『僕は、他人から能力を奪わなく
ても十分凄いと思うがな』
アズール
「え?」
『努力は、魔法より習得が難しい』
アズール
「努力、僕が?ふっ、勝手に美談にする
のはやめていただけますか?
僕はただ、僕をバカにしたヤツらを
見返してやりたかっただけですから
そうでした。僕のことはどうぞ、
名前で読んでください」
チッ こいつもフロイド、ジェイド
並みに呼びたくないんだがな
『ああ』
グリム
「レイ〜!向こうにでけぇ恐竜の
骨みたいのが置いてあったんだゾ!」
ジェイド
「あれは恐竜ではなく、シードラゴンと
いう海のモンスターですね。海の魔女の
洞窟の入口は、シードラゴンの骨で
出来ていたという言い伝えがあります」
フロイド
「あっちに、海の魔女の大釜の
レプリカとかもあるよ」
デュース
「なにっ、海にも大釜があるのか」
エース
「海ん中でどうやって温めんの?」
フロイド
「えー、わかんね
アズール、説明してー」
アズール
「いいでしょう。僕のツアー
ガイド代は、高くつきますよ」
その後、ナイトレイブンカレッジに帰り
モストロ・ラウンジに行くことになった
するとお店は結構混んでおり、どうやら、
今後は契約でも能力を奪うのはダメだと
学園長に怒られたようで、変わりに
ポイント制を作ったようだ
アズール
「600マドルのスペシャルドリンクを
頼めば1ポイント。1500マドルの
限定フード付きメニューで3ポイント
50ポイント貯めれば、なんと、1回
無料で支配人であるこの僕がお悩み
相談を受け付けます」
グリム
「そ、それって、どんな
悩みでもいいのか?」
デュース
「例えば、勉強の悩みでも?」
アズール
「ええ、もちろん」
その夜、レイの部屋では何か嫌な感じが
してオンボロ寮から1つ持って来た鏡が
あった。その鏡が光だし
コンコン
?「…の…かい?」
ノックの後に高い声が聞こえた
?「そこに、誰かいるの?」
次はちゃんと聞こえた。そして、声と
ともに大きなネズミの影が映り、消えた
『これは、持って来て正解だったな』
オンボロ寮にまだ1つあり、
監督生もそれを見ているとは知らずに
その頃、ある1室にて
カリム
「マジフト大会に引き続き、期末テスト
でも我がスカラビア寮の順位が振るわ
なかったとは。由々しき事態だ」
その者の赤い目からは、元の赤とは
違い、ハイライトが入っていなかった
カリム
「ジャミル!ジャミルはいるか?」
ジャミル
「はい、ここに」
カリム
「すぐに寮生を集めてくれ。怠惰な
者に、楽しい休暇があると思うなよ」
ジャミル
「かしこまりました。全ては
寮長のお心のままに
クククッ」 ボソッ