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ワンクッション
ベッドシーン(笑)が含まれます。
嫌な人はattention please
ハンター試験の会場へと行くために船着場を目指していた頃である。
その日は突然の大雨に見舞われた。
「雨が降ってきたな。クラピカ、どこか雨宿りができる場所を探そう。」
クロロは、クラピカの手を取り雨風の凌げる場所を探し始めた。
少し歩いたところに雨風は凌げそうな寂れた家が一軒、細い道を入った所に建っていた。
「ちょうど良い場所があったものだな」
クラピカは感心したかのように呟く。
その直後に雨は激しさを増した為、2人は急いで中へと避難した。
家の中は汚れてはいるものの、数時間だけ過ごすには十分すぎるほどである。
「なかなか良い場所を見つけたみたいだ」
クロロは家の中を見回した。
「クシュン!!」
クラピカがくしゃみをした事で、クロロがこちらを振り返る。
「雨で服が濡れたからな…脱げば?」
デリカシーの欠けらも無いその発言にクラピカは頭痛を覚えた。
それはまずいだろう。と流石のクラピカも思う。
しかし、服が濡れているせいで、体温が奪われている事も事実。
翌日の事を考えると、ここで体調不良に陥る訳にはいかない。
そう結論付けたクラピカはクロロに向かって口を開く。
「…いいか、絶対に振り返るなよ。振り返ったら最後、お前の命はないと思え。」
最後はただの脅しである。
「分かってるよ。俺の服も濡れてるから脱ぐけど…まぁ、見てもいいよ」
そう言うなり、クロロは服を脱ぎ始めた。
クラピカは呆れながらも自身の服を脱いだのだが、ここで重大な事実に気付いた。
身体を温めるための布団が1枚しかないのである。
その事をクロロに指摘すると、クラピカが使えば良いと言ってきた。しかしそんな訳にもいかないだろう。クロロの体も同様に冷えきっているはずだ。
そして、双方の意見を汲み取った結果、2人で同じ布団に入る事に決まってしまった。
もちろん、こちらを見ない事を条件にである。
「…先程も言ったが、絶対に見るなよ。」
クラピカは再度、クロロに告げた。
「分かってるよ」
クロロは笑いながら布団に入る。
それを確認したクラピカもクロロの入る布団へと潜った。
そこから数十分、クラピカは目を閉じ布団に横になっていたのだが、何かの衝撃により、目を開ける事になった。
目の前には、クロロの顔があり、クラピカの上に覆いかぶさっていたのだ。
「…何のつもりだ?」
クラピカの冷たい声にどうじた様子もなくクロロは言った。
「何って?一目惚れの相手とこんな事になって冷静でいられる男っていると思ってる?」
クロロの整った顔が近付いてくる。
そして、唇に柔らかい物が当たったのだ。
当然、怒るかと思われたクラピカだが予想外の行動に出た。
クロロの首に腕を回し、もっと、と強請るようにキスをしたのだ。
クロロは目を見開くとクラピカに尋ねた
「お前…このあと自分がどうなるか分かってるの?」
それに対してクラピカは
「もちろん分かっている。分かっていてこの様な行動を取っているが?」
と答えのだった。
「あッ…んッ…」
クロロはクラピカの胸を揉みしだきながらキスをした。
小ぶりではあるが形の整った胸。
その胸の頂を摘んでみると、クラピカは嬌声を上げた。
「んぁぁ!!それダメ…!」
顔を赤く染め、必死に快楽から逃れようとするクラピカにクロロは理性が飛びそうになる が、それを辛うじて繋ぎ止めた。
胸を弄るのをやめ、足の付け根に手を這わす。
するとクラピカの体がビクンと揺れたのがわかった。
「もう感じてるの?」
クロロは笑いながらクラピカに尋ねる
「言うなぁ…!! 」
クラピカは真っ赤な顔でクロロを睨み付けるが、可愛いだけである。
「んやァ…!」
クラピカの口から嬌声が漏れた。
クロロがクラピカの秘所に触れたからだ。
そして、自身の指に唾液を絡ませると割れ目を撫であげ始めた。
「んぁッ!!…ンンン!!」
クラピカの秘所からは大量の愛液が溢れていた。
「ヌルヌルだ。指、入れるぞ」
そう言うや否や、ゆっくりとクロロの骨張った指がクラピカの秘所へと侵入してきた。
「あッ…!!!」
ゆっくりだった指は次第に動きを速めていく。
ぐちょぐちょぐちょぐちょ!!
「んあ”あ”あ”あ”!! 」
指の本数も1本から2本へと増えていた。
「ん”ん”!!だめぇぇぇ!!」
絶頂へと導かれたクラピカが息を切らしていると、クロロが自身のものを取り出し始めた。
「…入らない気がするのだが」
クラピカはクロロのソレを見て、顔面蒼白になる。
「お褒めに預かり光栄だよ」
クロロはそう言いながら、クラピカの秘所に自身を宛てがった。
「初めてだから、…その…優しくしてくれ…」
クラピカはクロロから目を逸らし告げた。
勿論。とクロロは小さく笑いながら、クラピカへとゆっくり侵入を開始した。
初めての腟内は狭い。クラピカは鈍い痛みに眉を顰めた。
「大丈夫?」
クラピカの汗を拭いながら頬を撫でるクロロからも汗が流れている。
「ゔッ…問題ない…」
「もう少しで全部はいるから」
その時、クラピカは一際大きな呻き声をあげた。恐らく膜を破いたのだろう。
「いたぁ…!!」
クラピカの瞳からは生理的な涙が零れる。すかさずクロロがそれを舐めとった。そして、腰を一気に進めた。
「はぁ…全部入ったぞ」
クラピカは表情を緩め、クロロの首に腕を絡めるとキスをする。
「んぅ……んんッ!!」
次第に深いものに変わっていくキス。2人の口元からは溢れた唾液が伝っている。
クラピカが異物感に慣れた頃を見計らって、ゆっくりとクロロは抜き差しを始めた。
グチュ グチュ グチュ グチュ
「あッ…!!んん…ふぁぁ♡」
初めこそ痛みを感じていたクラピカだが、それは次第に快楽へと姿を変えた。
その様子に気付いたクロロは、腰を激しく動かす。
パン!!パン!!パン!!パン!!パン!!パン!!パン!!
グチュッ!!グチュッ!!グチュッ!!グチュッ!!
「んぁぁぁぁ♡ッダメぇぇぇ♡激しすぎるッ!!」
強い快楽に溺れるクラピカにクロロは更に興奮した。
「ごめんッ。腰、止まらないわ…」
パン!!パン!!パン!!パン!!パン!!パン!!パン!!
「ッああああああああぁ♡♡ひやぁぁぁ♡♡♡」
「はぁ…はぁ…はぁ…」
「やだぁぁぁ♡♡♡あぁぁぁあぁぁ…!!!」
グポッ!!グポッ!!グポッ!!グポッ!!
「…んあッー!!キちゃう…!!あぁぁぁぁぁ♡♡♡やぁぁぁぁぁぁ…♡♡」
「…クラピカッ!!」
互いに最後を悟り、強く抱きしめ、絶頂した。
「ごめん…腟に出しちゃった。責任は取るから…」
「…気にするな。私も最後、お前を離さなかった訳だしな… 」
2人は1枚の布団にくるまりながら、お互いに暖を取っていた。目が合うと柔らかいキスをする。
「ねぇ、俺と付き合ってよ」
「それは出来ない…。私には幸せになる権利などないのだ。」
クロロにはまだ、己がクルタ族の生き残りとは告げていない。
「そんな事はないと思うけど…俺も人並みの得られる資格なんて持ち合わせてないけどね。まぁ、お前が付き合ってくれるまで、執拗く告白することにするよ。」
クロロは笑いながらクラピカを抱きしめた。
「あぁ…」
クロロの胸に寄り添いながらクラピカは意識を手放すのだった。