コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
勉強を始めると、東雲君の教え方がすごく上手でわからなかった問題がどんどん解けていく。
一学期の数学ってこんな感じで解けてた様な気がする……。
「ねぇ、東雲先生、これはこのやり方で合ってる?」
「ふっ……先生って!」
「えっ……やだ!私、何言ってるんだろ!?今無意識だった!」
おかしい!何で、普通に“東雲先生”なんて、呼んじゃったんだろ?
しかも、すごく自然だった……まるで、今までそうやって呼んだ事あるみたいに……。
「……なんかさ。“東雲先生”って……距離感がすごい遠く感じるな」
急に声のトーンを低くさせたので東雲君の方を見ると、少し不機嫌そうだった。
「ごめっ……先生みたいにわかりやすく教えてくれるからつい……」
すると、東雲君はやっと目を合わせてくれた。
目が合うと、東雲君は一歩私の方にズレて……私との距離が埋まった。
「……あのさ。花梨って呼んでいい********
*********************
*********************
*****
***********************
****************
*********************
*******