ども、主です。それでは本編どうぞ!
ーNoside
昔、とある王国に、一匹のうさぎがいました。そのうさぎは、宮廷の食用のうさぎとして飼われており、仲間のうさぎからも宮廷の世話係からも白い目で見られ、こう呼ばれていました。「宮廷の醜いうさぎ」と。
ー💜side
俺は💜。だけど、「醜いうさぎ」と呼ばれている。同じ食用とされているうさぎたちからも、イジメられることが多い。ご飯だってまともに食べさせて貰えないせいで、なかなか、食用として連れて行かれることがないのだ。
うさぎ「やーい、醜いうさぎ、お前なんかにご飯はもったいないだろ?俺が食っといてやるよ。感謝しろよ?」
💜「、、、。」
こんな感じで、毎回ご飯は一番大きいうさぎのものとなる。俺は小さいし、力もそんなにないから、すぐやられちゃう。でも、俺だけがホッとできることもあるのだ。それは、、、
飼育員「おい!そろそろ行くぞ!」
うさぎ「ひえっ!、、、皆、、、バイバイ、、、。」
そう。宮廷の食用として、かごから出されて行き、そこで人生が幕を閉じるのだ。それを皆は恐れている。でも、俺にはその心配はない。「醜いうさぎ」という名前は、国王にも知れ渡っていることだから、王宮の人々は誰も俺を選ぼうとはしないのだ。でも、最悪の場合、誰にも食べられずに殺処分されてしまう可能性だってある。俺は、他のうさぎたちより、そのことを気にしなくちゃいけない。
ある日、いつも俺のご飯を取るうさぎが他のチンピラうさぎたちと何かを真剣な表情で話し合っていた。興味があったので、座り込んでるフリして話に耳を傾けることにした。
うさぎ「いいか?これ以上俺たちは人間たちのエサにならないよう、脱出作戦を行う。この1日で、この檻を噛みちぎって、俺たちは『食用』ではなく、『野生』として、自由に生きるんだ!!」
チンピラうさぎ「イエッサーボス!!」
そう言って、チンピラとうさぎは檻を噛みちぎり始めた。時々飼育員が来るけど、その時は性格によらずもふもふな腕で隠していた。そして、「何もしてませんよ」というようにつぶらなひとみで飼育員のことを見つめる。これがなかなかうさぎ側から見たらかなり気味が悪い。いつもは目がギラついたヤクザのようなのに。
そしてその夜、ついに噛み砕かれた。檻に空いた穴は、うさぎ二匹が通れるくらいだった。
うさぎ「おい!お前ら全員ここから出ろ!!今なら飼育員も来ないはずだ!」
そういううさぎの合図とともに、大勢のうさぎが檻から出ていった。俺は、その波に流され、自然と外に。しかし、あっけなく飼育員に見つかり、捕まっていったうさぎがほとんどだった。もちろん、あのうさぎもだ。俺は幸い、小さいためかバレずに脱出に成功した。でも、檻の外の世界を知らない俺は、大広間みたいなところに出てきてしまった。これじゃ、いくら小さくてもバレてしまう。そのとき、後ろからそっと抱き上げられた。
???「こんなところで迷子さんか?」
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