コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
「!頬が赤くなってるじゃないか!叩かれたのか!?」
誰に、という部分はあえて伏せて聞いてきた兄。
「あたしのことはいいから」
少し強く言っちゃったけど、お兄ちゃんに迷惑なんかかけられない。
「お兄ちゃん明日も早いでしょ?早く寝たら?大丈夫、叩かれたところなんか一晩も経てば治るから」
お兄ちゃんはあたしの顔をみてパクパクと口を動かしたが、言葉を発することはなかった。
なんて声をかければいいのかわからなかったのかもしれない。
「おやすみ」
あたしはできるだけ笑顔でそういうと、ベットに潜った。
お兄ちゃんは心配そうにあたしをしばらく眺めると、沈んだ表情で自分の部屋に帰っていった。
夜は、あまりすぐ眠れなかった。