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私
にとっての彼は、彼にとっては私です。私たちはお互いを必要としているのです。
わたしには彼の苦しみがわかります。なぜならわたしは彼の一部だからです。
私はあなたの痛みを感じます。なぜなら私があなたの一部だからです。
わたしたちふたりの間には、目に見えないつながりがあるんです。
この感覚は何なんでしょう? まるで……彼とひとつになったみたい。
わたしたちがふたつに分かれてからずっと感じていたものと同じです。
わたしたちのあいだにある繋がりの正体を確かめなければなりません。
わたしが彼を必要としているように、彼にとってもわたしが必要なのだと思います。
私にとっても、彼は必要な存在なのです。
その通りです。わたしたちに欠けているのは、愛だけではありません。
それがあれば、きっとうまくいくはずです。……でも、いったいどうやって? それは……わからないわ。
もうじき日が暮れるけど、このままでいいのかしら。
うん、たぶん、よくはないと思うんだよね。
それにしても、あいつら遅すぎじゃない? まさか迷ってたりしてないよね。
おいおい、冗談キツいっスよ。
だってさぁ、ここどこだと思う? 道端だよ!? 道路だよ!? ど真ん中だよ!? 信号無視して横断歩道渡ろうとしたら車が来ちゃってさー。危ないから車道の端っこ歩いてたんだけど……まさかこんなことになろうとは……。
もうすぐお迎えくるかなぁ。このまま死んだら天国行けるよね。それとも地獄行きかな。もし生き返れるんなら、次はちゃんとルール守るわ。うん。マジで。
わたしはあなたを愛している。だから、あなたのことがよく見えるの。わたしにはあなたがとても輝いてみえる。まるで光に包まれてるみたい。
わたしはあなたが大好き。だから、わたしにはあなたがよく見えない。わたしの目では、あなたはとても暗い影のようにしか映らない。
わたしはあなたを理解したいと思っているけれど、どうしても理解できないの。きっとそれが愛なんでしょうね。
ねぇ、あなたはどう思ってるのかしら。
あなたの瞳はどんなふうに見えるの? あなたの唇はどんなふうに動くの? あなたの指先はどうやって触れるの? あなたの心臓は鼓動しているの?あなたの声はどこから聞こえるの? わたしの目はどこについているのかしら? わたしの耳はどこかしら? わたしの手はいったいどこに隠れているのかしら? あなたの鼻はどこにあるの? あなたには口があるの? あなたに歯はあるの? あなたの舌は何味なのかしら? あなたの唾液は甘いのかしら? あなたの皮膚はどんな色をしているのかしら? あなたは何を着ているの? あなたの髪の色は何色? あなたは生きているのかしら?それとも死んでいるのかしら? あなたはどんな声を出すのかしら? あなたの肌に触れることができるのかしら? あなたはいつまで生きるつもりなのかしら? あなたはまだ死ぬ気はないのかしら? あなたは誰を愛してるのかしら? あなたは誰のために生きてるのかしら? あなたは自分のために生きていないのかしら? あなたは自分のためにだけ愛してるかしら? あなたにとって一番大切なものは何かしら?