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階段を降りる音。
「本当に…昨日はすまなかった。」
静かな部屋は、
声だけが聞こえる。
「兄弟なんだから助け合うのは当然だろ?だからさ、あんまし気にせんで!」
脹相は微かに…
目を、見開いた。
「…悠仁は優しいな。」
少し、嬉しそうに…
そう見えた表情。
「答えんの嫌なら言わなくて良いんだけど…兄貴ってそう言う、抱えてる物とかあんの?」
…言いずらそう、だった。
「…あぁ、過去のトラウマから来るものなんだが、、」
瞬間の静寂。
言えない事があっても、
不自然じゃない。
「そっか、言ってくれてあんがとね!」
それだけを、伝える。
「いや、良いんだ。情けない兄で不甲斐ない。」
「気にすんなって!脹相ばっかしいつも俺の世話焼いてんだ。」
「ちょっとぐらい…俺にも兄貴の世話、焼かしてくんね?」
不器用な、笑い方。
「…悠仁……、」
脹相の鼻先を、
…良く見たら。
僅かに、赤くなっていた。
「さぁーって!そろそろ夕飯の買い物いこっかなー!」
…背を向ける。
「脹相は?何が食べたいとかある?なんでも作るよ。」
自然な会話。
でも、いつもより…
暖かさがある。
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