コメント
0件
7話 start
✄
学校
(蒼葉)
「はぁ、もう学校やだ。」
(拓也)
『お前って以外と諦め早いよな…』
(蒼葉)
「なんか言ったかばか」
(拓也)
『なんもないっす』
(蒼葉)
「帰りたい〜…..」
(拓也)
『….あ、そういや蒼葉に聞きてぇことあってさ、』
(蒼葉)
「んぁ?」
(拓也)
『蒼葉さ….、』
(蒼葉)
「うん、な….に、」
急に拓也に壁ドンされる
(蒼葉)
「…え?何?きも」
(拓也)
『いやうるせぇよ、じゃなくて…」
少し圧をかけながら、俺はこう言われた
(拓也)
『お前、毎日門山高校へ何しに行ってんだよ?』
(蒼葉)
「….え、」
(拓也)
『いつも一人で行ってんの、バレてんぞ?』
(蒼葉)
「は、なんで…」
(拓也)
『ばか、何年一緒にいると思ってんだ』
全部お見通しというように言う
バレてたなんて思いもしなかった、
いつも一人で行ってたし、大体帰るのも夜遅くだったから…
(拓也)
『てか、昨日のお前の反応で分かるわ…明らかに誤魔化してただろ…』
(蒼葉)
「そりゃ、言えねぇだろ普通…」
(拓也)
『だから怪しかったんだよ、….で、いつも何しに行ってんだ?』
(蒼葉)
「……」
(拓也)
『ちゃんと本当の事、全部吐いてもらうからな?』
(蒼葉)
「….やだ」
(拓也)
『子供か』
(蒼葉)
「子供だわ、まだ高校だよ」
(拓也)
『もう大人だろ』
(蒼葉)
「お前の中の大人って何歳だ」
(拓也)
『15?』
(蒼葉)
「あほか」
(拓也)
『じゃなくて、いつも何しに行ってんの?』
(蒼葉)
「関係ねぇだろ、なんでお前に教えなきゃいけねぇんだよ…..」
(拓也)
『あるわ!俺から門山高校の事話したんだし!』
(蒼葉)
「それとこれとはまた別に話…、ほっといてくれ…」
(拓也)
『なんだよ、幽霊と友達にでもなったのか?』
(蒼葉)
「っ…..、」
(拓也)
『….え、何?図星…?冗談なんだけど….』
(蒼葉)
「…俺もびっくりだよ、まさか幽霊と友達になれるなんて、」
(拓也)
『え、がち…なのかよ、』
目を見開き、すごく驚いた表情を浮かべる拓也
俺だってびっくりだ、まず俺は幽霊が苦手だ….なのに、あいつは…
(蒼葉)
「俺は可笑しいよ、幽霊は怖いのに、アイツだけは怖くない….なんなら、愛しく思える」
自覚はある、
俺の好きな人はもうこの世にいないような人、
そんなの可笑しい…分かってる、
(拓也)
『可笑しくなんかねぇよ。だって、好きなんだろ?そいつの事』
(蒼葉)
「…..あぁ、大好きだ」
(拓也)
『じゃあいいじゃねぇか!それが誰であろうと、本気で愛せるならさ、!」(にこ
(蒼葉)
「っ…、!」
….そっか、、
幽霊だけど….あいつは、意思があって、仲も良くて、俺が本気で愛せた人….
そうだ、何言ってんだ。
別に幽霊だろうがどうでもいいじゃねぇか 、
だって、好きなんだから…
(拓也)
『お前がさ、その幽霊くん?の事、本気で好きなら俺は応援する。俺は好きなら動物に恋してもいいと思ってるから!』
(蒼葉)
「…w、何だそれ、w」
(拓也)
『お前も素直に生きろ、その子がお前を好きじゃなくても、気持ちを伝えたら一緒だ!』
(蒼葉)
「….たまにはいいこと言うじゃん、拓也のくせに…w」
(拓也)
『はぁ?なんだその言い方はっ!』
(蒼葉)
「でも、それがお前だもんな、…!ありがとな、自信出たわ、!」
(拓也)
『…ふ〜ん、ま、頑張れよ…っ!』
(蒼葉)
「おうっ、…!」
放課後
(拓也)
『なあ、俺も門山高校っていっていいか!?』
(蒼葉)
「えっ、?うん、いいけど…」
(拓也)
『よっしゃ!いや〜1回会ってみたいんだよ!その幽霊って子!』
(蒼葉)
「…..渡さねぇからな、」
(拓也)
『誰が取るかばか。』
(蒼葉)
「あ、そうだ…零次への手紙、書いたまま渡してねぇじゃん、」
(拓也)
『何してんだよw、零次ってその幽霊くんの名前か?』
(蒼葉)
「あぁ、そうだ。渡そうと思ってたけど忘れてたんだよ…」
(拓也)
『今日渡せばセーフ!大丈夫大丈夫☆』
(蒼葉)
「まあ、そうか….、」
(拓也)
『よしっ、という事で…..、門山高校へレッツゴーっ!!!』
(拓也)
『と、行きたいとこなんだが….、腹減らね?』
(蒼葉)
「昼食ったろ、」
(拓也)
『いや〜、まずは腹ごしらえしてからっしょ!パフェでも買お!その零次くん?のパフェも買って帰ろうぜ!』
(蒼葉)
「はぁ、しょうがねぇな…w」
——-❁ ❁ ❁——-