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四季くんの天使姿ッッみてみt((殴 真澄さん…見惚れちゃったか★ 今回もめっちゃ面白かった✨
めっちゃ良い! 惚れてしまったな☆((殴殴 続き楽しみ((o(´∀`)o))ワクワク✨️
第一話 ますしき〜悪魔天使パロ〜
真澄は、罰としてこの場所に立たされていた。
天界と魔界の境界にある門。
誰かを迎えることも、見送ることもない。ただ、在るだけの場所。
それを見張るのが、真澄の役目だった。
退屈。
終わりも変化もない日々は、痛みよりも残酷だと、真澄はもう知っている。
――今日も、何も起きない。
そう思った、その時だった。
境界の空気が、わずかに揺れた。
光が落ちる。音もなく、ひとつの影が現れる。
天使だった。
境界に立つには、あまりにも不釣り合いな存在が。
一瞬で、息を忘れた。
白い羽が光を受けて揺れ、
その奥に立つ姿は、あまりにも澄んでいて――
人生で一番、綺麗だと思った。
美しい、という言葉では足りない。
汚れを知らないというより、
汚れという概念そのものが届かない場所にいる存在。
真澄は、完全に見惚れていた。
視線を外すことも、軽口を叩くこともできず、
ただ、門の向こうに立つその天使を見つめていた。
次の瞬間。
天使が、ぴくりと肩を揺らした。
ゆっくりと顔を上げ、こちらを見る。
視線が、真正面からぶつかる。
――気づかれた。
ほんの一瞬、目が合った。
驚きと警戒が入り混じった、その表情。
――そして、ためらうような間。
次の瞬間、天使は何も言わずに身を翻した。
羽が空を打つ音。
逃げるように、境界の向こうへと消えていく。
あとには、静寂だけが残った。
「……あーあ」
真澄は、誰に向けるでもなく呟いた。
名前も知らない。
声も聞いていない。
それでも、胸の奥に残る感覚だけが、やけに鮮明だった。
(これは、面倒なことになったな)
そう思いながら、
真澄はもう一度、天使が消えた空を見上げていた。