テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
yaur
ur視点
ur「わはぁぁぁぁっっ!!」
部屋のベッドで足をばたつかせる。
ur「かっこよすぎだろ!!?」
好きな漫画を読み返し、適当に時間を潰す。
ur「へへへっ」
ニヤける顔を漫画で隠す。
幸せな気持ちに浸りながら漫画を読み進める。
すると、スマホのコール音が鳴り出した。
ur「ん、yanくんか」
漫画を開いたまま横に置き、充電しっぱなしだったスマホを取る。
yan『ur~~!!!!』
ur「うっせ…」
yan『ね、早くログインしてよ~』
ur「今開くから待って…」
いつも同じ時間からゲームを始める。
yan『ur可愛い』
ur「…うるさ」
yan『ur大好き』
毎日のようにyanは好きと言ってくれる。
ur「何で」
yan『何で?って、好きだから』
よく分からない。
何故こんなやつが俺を好きになるのか。
ur「ふ~ん」
yan『urは俺のこと好き?』
ur「好きだったら付き合ってる」
yan『じゃあ付き合お!!』
ur「いやだ、そもそも恋愛対象外」
yan「うぅぅ…」
3時間ほど経つとyanの口数は減ってくる。
ur「大丈夫そ?」
yan『…んん、おき、て…ゅ、』
12時になるとyanの活動限界がくる。
眠そうなyanはいつもと違ってほわほわした雰囲気で可愛い。
ur「もう寝る?」
yan『や…urとはな、す…』
ur「絶対すぐ寝るだろ」
yan『…』
yanの声がしなくなる。
いつものことなので今はもう気にしない。
そっと通話を切って、俺もベッドに入る。
ur「ふぁ~…」
眠い頭を無理やり起こして靴を履き替える。
yan「ur!おはよ!!」
ur「ん…」
yanはいつも玄関で俺の登校を待っている。
ur「お前いつもここで待ってて暇じゃねぇの」
yan「朝からurと会いたいんだもん!!」
ur「じゃあ何で登校は別なんだよ」
玄関で待つより道が一緒なら一緒に来た方がいいに決まっているだろうに。
yan「え…一緒に登校していいの…?」
ur「帰りは一緒なのにダメなわけねぇだろ」
yan「じゃ、じゃあ、明日家迎え行くね!!!」
ur「あい」
ただ気の合う友達。
だから一緒に登下校だってするし、一緒にゲームもする。
yan「あ、ur!!」
ur「なに?」
yan「好きだよ!」
ur「…そ、」
ただの、生意気な後輩。
コメント
14件
神作が増えたのでばくさんします!!!!!!🙄 この話すごくすき
ほーーん… ツンデレか…(? すきれふ😆😆😆😆
なんか好きです!!!!