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星月志紅
#妄想
ぶれん
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#おらふくん
ばななそーだ🍌🍹メンヘラ中
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「るざぴ、入るよ」
玄関のドアが閉まった音がしてから、ずっと静かだった。 帰ってきたのはわかってる。けど、るざぴはリビングにも顔を出さず、まっすぐ自分の部屋にこもったまま。
珍しい。いつもなら「ただいまー」って、やたら元気な声を響かせるのに。
気になって、ドアをノックする。 「るざぴ? 大丈夫?」
返事はない。
少し迷ってから、ドアノブをゆっくり回した。
部屋の中は薄暗かった。 ただ一つカーテンの隙間から差し込む夕焼けだけが、机の上を赤く染めている。
その机に、るざぴは突っ伏していた。
「……寝てる?」
小さく声をかけてみたけど、やっぱり返事はない。 深く眠っているのか、まつげがかすかに震えている。
ため息をついて、私はベッドの端に置かれていた毛布を手に取った。 「しょうがないなぁ……風邪ひくよ」
そっと毛布を肩にかけようとした、そのとき――
ふと、目に入った。
机の上、スマホの画面。 その横には、濡れた跡がいくつも広がっていて――その中心に、るざぴの頬。
涙。
ルザピの目尻に、乾ききらない雫が一つ、静かに浮かんでいた。
私は言葉を失って、ただスマホを見つめた。 画面には、一枚の写真るざぴともう1人写っていて楽しそうに笑っていた。
たったそれだけ。 でも、るざぴの心を揺さぶるには、十分な何かがそこにあったのだと思う。
「……何があったの?」
つぶやくように、私は問いかけた。
もちろん、返事はない。
けれどその背中が、小さく震えたような気がした。
コメント
1件
第1話読みました……るざぴが静かに泣いてる背中、すごく胸に来たよ。あの濡れた跡とか、スマホの写真だけで何かを察してしまう感じ、無理に言葉にしない分、読み手にも色々と考えさせられて……。ほんとに身近でありながらちょっと切ない友情の描き方が丁寧で好きです。続きが気になるなあ……🌙