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平日の人が少ない電車に揺られ、海の近くの駅に着いた
真昼時なので日差しが強く、とても眩しい
本当はもう少し涼しい方がいいけれど、曇りや雨じゃないだけよかった
自分が歩き始めると彼が着いてくる
ふたりで砂浜に向かう
泳ぐことはできないので、砂で遊んだり、貝殻を拾ったりする
そして俺はこっそりカメラを出して写真を撮る
当然、彼はカメラに気づくので2人で写真を撮る
海、空、貝殻
記念に色々撮った
途中、お店で休んだりしながら色々話した
そして、彼に見られていない瞬間にこっそり彼の写真を撮る
後ろ姿で、顔も見れないけれど
それでも彼を写真に収めたくて
夕日に照らされている海の前
砂浜にいる君はとても輝いていた
kn「スマイル、好きだよ」
sm「とっくに知ってます」
kn「スマイルは俺のこと好き?」
sm「…嫌いではないです」
「一緒にいても嫌じゃないですし」
kn「ひと言でいってほしいな」
sm「……俺は、」
彼はそこで口を止め、悩んでいるようだ
「俺は」なのが辛いけど
……でも
sm「すみません…まだ言わないでいいですか」
kn「いつか言ってくれるんだったらいつでもいいよ」
sm「大丈夫です、すぐ言います」
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だいぶ長い時間話していたのだろう
太陽が沈んでいく
もうすぐ消えて夜が始まる
帰宅ラッシュに巻き込まれないように急いで駅へ向かう
幸い、まだ人は少ない
ふたりて電車の椅子の端っこに座る
彼はとても疲れたようで、肩に頭のを乗せて眠っている
kn「かわいいね、おやすみ」
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コメント
2件
毎回エモいの書きすぎです‼️ 電車で海行って写真なんて、青春しすぎてますね♩ 今回も神すぎました;;