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kn「スマイルー、着いたよ」
駅に着いて彼を起こすけど、まだ寝ぼけているのか起きようとしない
厳密に言えば起きているけど、まだ寝たいらしい
人もほぼいないし、背負って帰ることにした
彼はまた寝てしまったみたいで、起きることなく家に着いた
kn「スマイル、寝る前にお風呂入ろ?」
sm「わかってる…、」
kn「起きないとキスしちゃうよ」
sm「…別にいいよ」
これで起きてくれるかと思ったけど
まだ寝ぼけてるみたい
kn「起きないと俺と一緒にお風呂入ることになっちゃうよ」
それは嫌なのか、彼はすぐに起きて風呂場に向かった
なんか悲しいけど…入ってくれるならいいかな
俺は彼がお風呂に入っている間に今日撮った写真を見返す
写真が好きだけど、撮るのは下手だなぁとか思いつつ見ていると
彼の写真が出てきて
kn「本当に大好きだよ」
独り言のようにそう呟くと
sm「……あの、終わったんで…」
と言われてお風呂に入る
さっき読んでくれた時、彼の顔が赤かったのはお風呂に入ってのぼせたのか
それとも…?
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kn「俺も終わったよ」
そういうとドタバタと足音をたてて急いで彼がやってくる
どうしたの、と聞くと
sm「さっききんときさんがカメラの写真を見てたから俺も見たんです」
「そしたらなんですかこれは、いつ撮ったんですか」
と、彼の写真を見られてしまった
あちゃーとか思ったけど、別にやましいことでもないし、堂々と見せる
kn「だめだった?」
sm「だめです、盗撮ですよ」
kn「えー、でもスマイルがかわいいのも悪いと思うよ」
少し煽るために言ったら、彼はしゃがみこんでしまった
kn「あ、え、大丈夫?ごめんね、」
sm「違います、なんか、心臓が…」
kn「心臓…?大丈夫じゃないやつ?」
確認のため彼の心臓付近に手を当てた
なるほど、と思った
彼の体はとても熱いし、顔も真っ赤
熱とかじゃなくて……
kn「スマイル、俺のこと好き?」
またそう聞くと、彼はすぐに答えてくれた
sm「好きです、大好きです!」
彼にとってこの言葉は言いづらかったと思う
20歳までには死にたいって言ってたし、人のことを愛すのは難しいと思う
まあ、俺が好きって言いすぎて好きにさせちゃったかもしれないけど
それでも本当に嬉しくて、俺まで心臓の鼓動が早くなる
kn「スマイル…今日寝れそうにないや」
sm「俺もです」
kn「起きちゃう?でもさすがに明日は学校行かないとだめ?」
sm「休みましょう」
明日の分の欠席連絡をする
さすがに2日連続で俺らが休んでると何かを疑われそうだけど
そんなことは気にしない
kn「一応布団には入っとこうか」
sm「……そうですね、」
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コメント
2件
はーっ!神回すぎます‼️ smさんの好きって言ってるとこが可愛すぎましたーっ!その後に大好きって言い換えてるとこふくめて.ᐟ.ᐟ