『 つくってみました 』
「 おはようございます 」
朝は よくこの言葉が 飛び交います 。
まあ 当たり前のことですが 、
同僚は 2人ともいるし 、 彼も 笑顔で立ってる
いつも通りでした 。
ですが 、 彼の 机には 、 花が添えてありました
何故かはわからなかったけど 、 自分も 花を添えました 。
ちょうど 昨日の 百合の花を 持っていたのです
すると 、 翔太は 俺に向けて こういいました
「 ありがとう 」
感謝されることなんて 、 一日にたくさんあるのに 、 彼の ありがとうは なんだか 特別なようで
すごく 嬉しかったです 。
でも 、 同僚の2人は なんだか 、 寂しそうな顔で 自分を みつめていました 。
不思議ながらも 、 仕事を進めていたら 気付いたら お昼過ぎ 。
同僚2人から 、 一緒にご飯を食べようと 誘われました 。
もちろん OKをし 、 翔太も 誘いました
同僚の佐久間は 何か言いかけましたが 、
すぐに 岩本が 止めてるように 見えました 。
机を 4人で囲んで 、 俺は 彼にお弁当を 渡しました 。
彼は 遠慮していたので 、 俺が 説得してあげました 。
「 翔太は料理ができないから 」 、 「 俺がつくったから絶対おいしい 」
というと 、 彼は受け入れ 、 俺らも 食べました
何気ない話をしていると 、 ふと思いました
翔太は 、 頷くだけで 会話をしていないこと
同僚の2人も 彼らに問うようなことは なく 、 翔太以外の 方に向けて 話していること
俺もたまに 翔太に尋ねたりするけど 、 うん 、 などの 簡単な一言のみ 。
そして 、 1口も 俺の料理を 食べないこと
彼に なんで食べないかと 聞くと 、 彼は 黙って縮こまってしまいました 。
すると 同僚2人が
「 きっとお腹いっぱいなんだよ 」 、 「 しょーたが食べれないなら俺たちで食べよ? 」
最初は 戸惑いましたが 、 彼が そういうのなら仕方ない 、 と思い 頷きました
お弁当を 3人で分け 、 同僚たちは 美味しい美味しいと 言って食べてくれました
嬉しかったけど 、 やっぱり 俺は 彼の美味しい が ききたくて 、
少し 不満を感じました
お昼のあとは 普通に 仕事をこなしていました
ですが 、 彼は 暇してたので 昨日作った アレを 渡そうと 彼を屋上へ 呼び出しました
彼は 俺の仕事を心配していましたが 、 そんなことは どうでもよくて 、
彼に 昨日作ったクッキーを 渡しました
そうすると 彼は喜んでくれました
「 じゃあ 俺があーんしてあげる 」 、 俺は彼の食べる姿がみたくて 、 そういいました
そうすると彼は 眉をひそめ 、 なにかを 考えているようにみえました 。
なんで食べないのか 、 不満を抱いていると 、 やっぱり食べないと 言われました
あんな 食いしん坊の彼が 食事を 拒否するなんて … 、
でも 、 彼がそういうのなら 仕方ない
そう思って 、 クッキーを 持ち帰りました
そのままあっという間に 定時になり 、 同僚たちと 解散し 、 家に着きました
相変わらず 足の踏み場がすくない部屋に 、 溜まった洗い物 、 散らかった服 …
こんなやつが 、 本当に 彼と付き合ってて いいのでしょうか
そう思いながら 、 今日の晩飯は クッキーにして 、 1口食べました 。
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どうなるんや!?