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『一章 キボウの学級裁判』
アグネスは目を大きく見開いたまま、動かなくなっていた
羽「アグネスちゃん!起きてよ!」
エソラは必死にアグネスの体を揺する
だけどピクリとも動かない
モノクマ『死体が発見されました。一定の捜査後に学級裁判を開始します』
猪「まじで…嘘だろ」
飯「死んじゃったの…?」
天「…」
東「アグネスさん…!どうして…」
俺は動けなかった。
さっきまで元気だったアグネスが死んでいる事実を受け入れられない
モノクマ「いや〜モノクマ参上です」
兎「いやぁ!変なぬいぐるみが!」
モノクマ「このくだり飽きたって〜、そうだ、モノクマファイル渡しにきたよ」
音「おっ、話が早いね。ハナビ、受け取れよ」
秘「…俺か」
音「こういうのは仲良い人に渡すべきでしょ」
蛇「だいぶ鬼畜ですね。仲良い人の死因を見てしまうことになるのに」
音「でも殺されたからにはクロみつけたいでしょ?ねぇ」
秘「…」
確かにそうだ。
罪のないアグネスを殺した犯人を探し出さなきゃ、アグネスは報われない
そのためには目を背けず現実を見なきゃいけないんだ
【捜査開始】
荒「…ハナビ、俺も手伝うよ」
秘「ありがとう」
荒「光!勝吾!手伝ってくれ!」
東「私はお手伝いできますけど、猪爪さんは…」
秘「…無理に手伝わせる必要はない。勝吾はそっとしておいてやろう」
荒「それならさっさと捜査を始めよう、まずモノクマファイルの確認からだな」
【モノクマファイル】
今回の被害者は超高校級のスパイ・アグネス
死亡時刻は15時40分、死因は服毒死
目立った外傷はなし
秘「服毒死か…」
東「料理の中に毒が入ってたんですかね」
荒「普通に考えればそうだろうな」
東「入っていたとしたら何の料理なんでしょうか?」
秘「それと毒を入れたタイミングも知りたいな」
荒「ならもうちょっと捜査を進めよう」
コトダマ→モノクマファイル1
秘「次は…アグネスの死体を調べよう」
東「…覚悟がいりますね」
荒「嫌ならいいんだぞ、見なくても」
東「い、いえ、頑張ります」
アグネスの死体はさっきと違い目を閉じていた
音「羽衣が目を閉じさせたんだよ」
秘「そうなのか…」
音「ねぇ、アグネスがなんの毒で死んだか知りたい?」
秘「…知ってるのか?」
音「もちろん」
秘「教えてくれ」
音「…やだね。あんまり毒の種類は関係ないかな」
秘「毒がクロにとって知られたくないものだったらお前がクロになるけど、いいのか?」
音「脅しが得意なんだね。自分で調べなよ、まぁアグネスの体液触れるかどうかだけど」
秘「…」
音「まぁ、遅効性で少量じゃ死なないってことは教えとくね」
秘「…ありがとう」
音「捜査頑張って」
そう言うと、睡蓮はどこかへと消えていった
コトダマ→遅効性の毒
秘「よし、改めて死体を調べるか」
荒「だな!」
東「あんまり気乗りしませんが…やるしかないですね」
その時だった
猫「大丈夫でござるか!?」
羽「ど、どうしよう…」
秘「何があったんだ?」
蛇「…お気になさらず。」
猪「…」
天「…」
荒「だ、大丈夫か!?」
吾郎と勝吾、それに由鶴が目や鼻、口から血を出していた
天「…これ、結構だいじょばないかも」
羽「う、うそでしょ!?死んじゃう!?」
蛇「その心配はないと思います。私は目眩程度なので」
猪「…」
秘「勝吾…」
猪「…悪い、部屋戻ってるわ」
フラフラとした足取りで、翔は部屋へと戻っていった
羽「…吾郎君と、由鶴君は大丈夫?」
蛇「…大丈夫です。お気になさらず」
天「俺も大丈夫。」
羽「それならいいけど…さっき千代ちゃんも倒れちゃったんだよね」
秘「そうなのか?」
羽「うん…何でだろう」
…もしかしたら毒かもしれないな。
一応視野に入れとこう
コトダマ→急な出血
荒「…じゃあ、アグネスの死体を調べるか」
秘「そうだな。」
改めて俺たちはアグネスの死体と向き合った