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監禁

1 - 第1話

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2023年07月30日

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わーんーくーでーす!!!!!











ジャラジャラと鳴る鎖。

何回外そうとしても、外れなかった。お陰で肌が血で染まった。




ある日の事だった。






赤「ないくん。りうら今日遅くなっちゃうの、ごめんね、??」

桃「……ぁ、そう、なん…だ。」

赤「りうらはね?何時でもないくんの傍に居たいの。でもその為にはお金がいるから。ごめんね?なるべく早く帰るから。」

桃「…っ、わか、た……。」

赤「……まさかとは思うけど…、脱出なんてしようとしたら、」


彼の目が。瞳が怖くて、発する言葉全てが怖くて。


桃「逃げないッ、逃げないから……っ、」


遮った。


赤「そっか…、♡じゃあ、行ってきます。」

桃「いって…、らっしゃい、」










外れないかな。今日は遅いと言った。

じっくりと作業をする。




ガチャ……と鎖から音がした。


桃「……と、とれッ、とれた……ッ、!」


喜びで埋め尽くされた。心が踊る。


桃「はやッ、く、!出ないとッ、」



まだ2時間ほどしか経っていない。

まだ大丈夫。いける。


桃「はぁ……ッ、はぁ、!やっ、と、出れる……ッ、!!♡」





ドアノブに手をかけた。






ガチャ……



赤「…、なにしてんの。」



桃「あ……ッ、ぁ……っ、」






赤「出ようとしたの、馬鹿だね。」

赤「堕ちたと思ってたのに。はーぁ、また調教かな。」




桃「ま、って、や、ぃや……ッ、泣」




赤「……勝手に逃げ出そうとしたのはそっちじゃん。抵抗しちゃって、ほんとおバカさんだね。」



赤「今日はりうら頑張っちゃうぞー……、♡」




りうらの瞳の中には俺しか写ってなくて。

怒ってるのかな、楽しんでるのかな、悲しんでるのかな。



わからんないよ。

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