「 最近おんりーに避けられてる気がする..」
青い瞳をかすかに揺らし、ぽつりと呟いたのは同じグループに所属している1人の後輩、おらふくんだ 。
相談がある、なんて言うからどんな事だと思ったらそんな事か、..と言いかけた言葉を喉に押し込み軽く問いかける 。
「 なんでそう思うの? 」
「 いや、それが.. 僕の個人チャンネルでコラボしようっていっても”また今度ね”とか”やりたいね”とか濁されるし、喋りかけてもすぐ切り上げようとしてるというか…リアルで会おう、と言ってもスケジュール会うかなぁ、とか言われるし 僕はおんりーと沢山話したいし、MENや、ドズさんとは普通に接してるし、グループのメンバーとしても個人としても嫌われるなんて耐えられ 「ちょ、ちょストップストップ」
「 え 、 ?」
軽く聞いたつもりだったのに返ってきたのは想像の100倍以上、…いや、それは多いか、..想像の3倍ぐらいの感想が返ってきた、自然とため息がひとつ漏れ、机に頬杖をつく、言った本人は頭の上いっぱいに疑問符を浮かべこちらを見ていたが そんな彼の疑問符は見えないふりをし先程の長文に返事を与える。
「 おんりーチャン、忙しいだけとかじゃ、?それか おらふくんがおんりーチャンの事大好きで避けられてる様に感じるとか〜?」
グループの動画は毎日投稿、それに加え個人チャンネル、コラボ..沢山のスケジュールにおんりーも忙しいのだろうと思い後者は冗談のつもりで揶揄う様に言った、なのに
目の前の男、おらふくんはサングラス越しでも分かるほど白い頬を朱に染めていった。
「 あ。」
余計な事を言ってしまった、と声を漏らす
目の前の彼がほぼ肯定してるように真っ赤な顔で必死に否定する まであと5秒
____てことがあったなぁと、呑気に考えてると目の前から不機嫌な声が聞こえる
「 ちょっとぼんさん話聞いてます?」
不機嫌な声色で少し眉間に皺を寄せて問いかけてくる目の前の彼は、先程の話に出てきたもう1人の後輩、おんりーだ 。
「ん、あぁなんだっけ?」
「〜〜ッ!! ぼんさん!」
はッと我に返り間抜けな声で聞き返すと声にならない叫びをあげ怒ってきた、がその顔はほんのり赤く、言い難い内容なのだろうと察する。
「 はぁ、今度は聞き取ってくださいよ、!最近おら、..いや、ある人と一緒にいるとなんか辛くて、でも離れるのも辛いんです、だから何かに誘われたりするのが嬉しいけど断っちゃうんです..」
「 す….. ッ!!」
好きじゃん、と言う言葉をごくんと飲み込んだ、 もし違かった時が非常にめんどくさい、合っててもめんどくさい、後言い直したけど”おら”って言ったの聞いてたからな。
そう悶々と考えてると向こうから「す、?」
と聞こえてきた。
「好き..とかじゃなくて?」
今度は疑問形にして恐る恐る聞いてみる。
その瞬間サングラス越しでも分かるほど白い肌がぶわっと真っ赤に染まった、…どこかで同じような事があったなと能天気な事が頭を過ぎる、それがもう1人の後輩の事だと思い出すのは容易な事だった
「 あ〜。」
デジャブと呟いた言葉は、
真っ赤な顔した彼が先程の言葉を否定する声にかき消された 。
コメント
8件
さssssささ、さサイコーです!!!
1300にしときました!陰ながら応援してます✨