「 だ、だから、別に好きとかじゃなくて!!」
かれこれ1時間くらいたっただろうか、.. 体内時計では1時間だが多分10分ほど、相手に恋愛的好意は無い事を説明されている。 このままでは完全に同意するまで終わらないだろうが、それは何か不服だったので
1つ手を打つことにした、
そろそろだろうか、 不覚にも頬か緩むのが分かる。
「 何笑ってんすか 」
「 いや何も? 」
とぼけるため、下がった口角がまた上がる、 この笑みの原因はおんりーチャンに対しての物では無く、もう1つの物だった。
からんころん と可愛らしい音が店内に響く
音の正体は店の扉が開く音、そこから現れたのは、 白髪に青い瞳の青年
そう、おらふくんだ。
しばらくキョロキョロと店内を見渡した後、 此方の姿に気づき軽く手を振りながら人懐っこい笑顔を向けてきた、此方も軽く手を振るとおんりーチャンもおらふくんに気づいたらしい
顔を盗み見ると更に顔を赤くしている、
おらふくんもおんりーに気付き驚いたと思えば顔を赤くし、次は青ざめ、感情丸分かりな 百面相っぷりに 耐えきれず吹き出す。
急に笑い出す先輩は謎なのだろう、2人からの冷たい視線が刺さる
その視線を吹っ切るように、込み上げてくる笑いを吹っ切るように、頭を左右に降ると勢いよく立ち上がり、向かいの席まで歩き、 おらふくんには聞こえぬよう耳打ちしながら呟く
「 好きじゃないか、こっちの方が分かりやすいし早いでしょ?」
ぼんっ、と音がしてきそうなくらい顔を赤らめた後輩を残し一言発する
「 んじゃあ、俺用事思い出したから 」
戸惑いの声が背中に当たるが 後ろは振り向かず 歩き出し
「 会計は後でまとめて払ってくれるんで、」
2人相談+恋の架け橋になったんだから飯1回分くらい奢ってもらうべき、なんて言い訳を浮かべながら
ポケットから財布を取り出す事はなく、代わりに煙草を取り出し、店を後にした
コメント
4件
最高以外の言葉は無いですね。はい。ドズル社オタクなんで見たら●にました†┏┛墓┗┓†これからも活動頑張ってください (こいつはティックトッカーの🌼ぴよこ🐣🌼です)
あああありがとうございますッ!ごちそうさまでした。