◆ご本人様とは一切関係ありません。
◇誤字脱字等ありましたら教えて下さると嬉しいです。
◆今回の1番の被害者は超チルなラッパーさんです。
◇白水要素あります。
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助けてください。僕が今飲んでるのは眠気覚ましのブラックコーヒーなのに砂糖を吐きそうです。
____遡ること十数分
作業が一段落つき、少し休憩していた時。
珍しい人からのLINEの通知がスマホに表示された。
LINEを開いて内容を確認すると『たすけて』の一言。僕は焦りに焦りまくってすぐに返事をした。
一瞬で既読がつき、返ってきた内容は『まろが俺の事離してくれない』
………はあ??????????
もしかしなくてもこのまま話聞いたら惚気話聞かされる??俺の心配した時間返せ???
何も返事をしないでいるとかかってくる電話。嫌だ出たくないあのバカップルに巻き込まれたくない……けど、出なかったらあとが怖い。
出るしかないのか……。
「……もしもし」
『あ、初兎ちゃん〜!!助けてええ』
「なに、なにがあったん」
『さっき言った通りなんだけどね?今日別に家に来る連絡とかなかったのにいきなり家に来て、抱きしめられてずっとこのままなの。』
「……え、て事はそこにまろちゃんおるん?」
『うん。俺もやらなきゃいけない作業あるから困るんだけど…』
この声は絶対に困ってない声だ。満更でもないって声してる。絶対にニヤついてる。
『絶対困ってへんやろそれ。まろちゃん疲れてるんちゃう?知らんけど。じゃ』
「あ、切られた…」
まあ確かに10割困ってるって訳では無い。最近お互い忙しくて会えてなかったし。
「…ねぇ、まろ…離してってば」
でもやらなければいけない事が山積みになっているのも事実。
「俺の目の前で他の男と通話し始めるないこ嫌い」
「じゃあ離してよ」
「やだ」
初兎ちゃんが言ってた通り疲れてるのかもしれない。さっき見た時隠してるようだったけど目の隈すごかった。
「まろベッド行こ」
「…なに、お誘い?」
「んな訳ないだろ。寝るの」
ずっと俺の肩にうずめてた顔をむくりと上げて俺と目を合わせるまろ。おいなにちょっと残念そうな顔してんだ。
「んん…まだないこと一緒にいる……」
「だぁめ。とりあえず寝室行くよ」
「うう……」
ほぼ目が開いていないまろの背中を押して寝室まで連れて行く。
こいつ何気にガタイいいんだよな……。
♠︎♤
「はいはい、良い子はとっくに寝てる時間だよ」
「まろ良い子じゃない…」
「まろは良い子。だから早く寝て。」
「ないこからぎゅーとちゅーしてくれたら寝る」
なんだこの幼児退行野郎。
…仕方ない。今日だけは甘やかしてやるか。
「はあ…。……今日もまろの事大好きだったよ。おやすみ。」
優しく抱きしめて頬にキスをする。
俺からの大好きとキスは高いんだからな。明日なんか奢らせてやろ。
「んん口じゃないん…??……俺もないこの事ずっと考えてた。んふ、ほんまにだいすき、」
「っ、…」
ふにゃっと笑うと限界だったのかぱたりと寝息をたてはじめるまろ。相当疲れ溜めてたな…?
「…ん?」
ぴこんとLINEの通知音。相手はさっき話したはつうさぎ。
『まろちゃん寝た?』
「寝たよ。大好きって言われた。いきなり電話とかかけちゃってごめんね」
『爆ぜろリア充。今度なんか奢って』
「はいはいwいむも連れておいで。ダブルデートしよ」
『それ永遠と惚気話されるだけやろ』
『…今度、予定聞いてみる』
そして冒頭に戻る。
コメント
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うわぁぁ、すき...泣