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pn視点
「わぁ…やっぱクロノアさんドSだわ」
「まぁ、クロノアさん、トラゾーさんのこと大好きですからね」
背面を取られたトラゾーは目を白黒させていた。
「ぇ、?」
「驚いてる?可愛いね」
背後から耳元で囁くその姿はいつもの爽やかな好青年からはかけ離れていて。
「くろのあさん?」
「俺、さっきトラゾーからすぐ好きって言ってもらえなくて傷付いたな…」
「ぁ、そ、それは…」
器用に片手で押さえながら、するりとトラゾーの腰を撫でるクロノアさんは眉を下げている。
「俺のこと好き?」
「す、すきです…」
「大好き?」
「だ、いすきです…」
「愛してる?」
「⁈、ぇ、あ…」
顔を真っ赤にさせるトラゾー。
まだそんなに赤くなれたのか。
「愛してる?」
「ぁ、あ…あぃ、して、ます…」
「俺も愛してるよ」
「ぁう…ッ」
トラゾーは恥ずかしさでベッドに顔を埋めた。
「いろんなところ、真っ赤になってるね」
触れるか触れないかくらいの感じで肌を撫でている。
その感触さえにもびくびくと反応するトラゾーはしにがみくんの言った通り素質があるのかもしれない。
「な、んで…」
「ん?」
腰や太ももやお腹を触りながらクロノアさんは首を傾げた。
「どした?」
「くろのあさん…ッ」
核心的なとこには触れてないからもどかしいのかもしれない。
「口で言わなきゃ分かんないよ?俺にちゃんと言って?トラゾーの口で」
「ふぁ…」
「そしたら、たくさん触ってあげるよ」
「ぁぅ…、」
「ココも、ココも」
するりと撫でられたトラゾーは大きく体を跳ねさせ腰を高くあげる格好でベッドに突っ伏した。
「あれ?トラゾー、またイッた?」
「くろの、あさ…ん…も、さわりかた、やらしい…っ」
「心外だな。気持ち良くしてあげたいのに」
「ひっ…」
「ほら、触って欲しそうだよ」
クロノアさんの大きな手がトラゾーのソコを触る。
「ぁ゛⁈、だめッ、いきなりはだめぇ…!」
「ほら、ちゃんと口で言って?そしたら触ってあげるよ」
涙で潤んだ緑色は、もう羞恥心でゆらゆらと揺れていた。
「ぅ、……く、くろのあさん、さわって…くださぃ…ッ」
力が入らなくて腰を上げたまま、顔だけ振り向かせたトラゾーの顔は今日一ヤバかった。
「ふふ、よく言えました」
クロノアさんはトラゾーの頭を撫でて項にキスをした。
「じゃあ、言質とったから泣いてもやめないからね?ぺいんともしにがみくんも聞いたよね?」
「はい」
「聞きました」
「ん。じゃあ、トラゾー足もうちょっと開いて?」
うつ伏せで腰を上げたまま、トラゾーは言われるがまま足を少し開いた。
「いい子」
腰を掴んだクロノアさんはそのまま何も言わずにトラゾーのナカヘはいった。
「!!?ぁ、…ゔぁあ⁈」
苦しいのかぎゅっと眉を顰めている。
そりゃ、俺やしにがみくんに比べればクロノアさんのは、ね。
「まだ半分も入ってないよ?ほら、息吸って、吐いて?力抜いて」
「ゃ、や゛ぁ…お、おっきすぎ…む、りぃ…ッしんじゃう…!」
「ッッ…」
「ぇあ゛⁈なんれぇ…⁈」
緑の瞳からは絶え間なく涙が零れ落ちている。
「トラゾーは煽るの上手だね…!」
「ひぁああ…⁈」
「ほら、俺のココまで入ってるよ」
下腹部を押さえられたトラゾーはビクッと跳ねた。
「らめ…れす…いま、さわっちゃ…!」
「じゃあ、動くね」
「ちがっ…ちがぅう…!」
上から両手を押さえられて、腰を打ちつけられている。
「とま、ってぇ…くろのあしゃ…やぁあ…!」
「はは、かわい」
見たことないくらいの笑顔だった。
「ドSどころじゃなくない」
「帝王だよ。帝王クロノアだよ」
「ま゛…だめッ、それい…じょうは…んぁっ、はいっちゃ…だめぇ…っ」
「ダメ?俺はトラゾーとひとつになりたいな」
弱々しい声をトラゾーにかけている。
クロノアさんのこの声にトラゾーが弱いこと分かってしてるところを見ればだいぶ確信犯だ。
「はぅ…ッ、」
少しずつ、もうそれ以上は進めないのではと思うけど腰を進めるクロノアさん。
「トラ」
「ふぁあっ」
「ダメ?」
「ら、らめです…も、もう、はいんないぃ…」
「……ダーメ」
「ぁ゛ぁああ…⁈」
何かしてはいけないような音が聞こえた気がする。
「?、は、へ…?…」
「「(これはヤバい)」」
「気持ちいいね、トラゾー」
「きもちぃい…?」
「うん。ほら、言ってみて?言ってくれたら俺すごく嬉しい」
獣の交尾みたいだ。
いや、猫と虎だからあながち間違いではないか。
「くろのあさん…ッ、きもちいいです…ふわふわする…」
「よかった」
止めていた動きを再開し、トラゾーは更に目を見開いた。
どうやら現実に戻ってきたようだ。
「ぁえ…?、まっ…ぅそ、んな、ぁぅ…ん、ぁあ⁈こんな、の…おれじゃ、なぃぃ…ッ!」
「おかえり、トラゾー」
「ひ、は…ぁ、ああ…ッ」
「トラゾーのナカ、すごく気持ちいい」
「⁈、な、…また、おっきく…ひん…⁈」
涙や涎で顔はぐちゃぐちゃになってる。
「よっ」
へたり込んでいるトラゾーを抱えて、対面に座らせた。
「⁈!ゔ、ぁああ…ッ」
これ以上進めないところを自重で更に深いところに入られたトラゾーは軽くパニックを起こしていた。
「は、ぇ…?…ぁう…?」
「訳わかんなくなってんね?」
「ぁ…!」
「下から突いたらどうなるかな?」
「ゃ!…まっ…ぁ゛ぁあ⁈」
こんな楽しそうなクロノアさん初めて見た。
しにがみくんも固まっている。
「ぺいんとの言った通りだね?」
「あ、ぅん…ひっ…!」
「この中で優しいの、ぺいんとだっての」
軽いパニック中のトラゾーはクロノアさんにしがみつき、話も聞いてるのかどうなのかは分からない。
「だ、めッ、ほんとに、これいじょ…おれ、しんじゃうぅ…!」
「大丈夫、死なせないから」
きゅっとお腹を押したクロノアさんはにこやかに笑っていた。
女の子みたいな声を上げたトラゾーを見て、しにがみくんと顔を合わせる。
「…クロノアさんは怒らせないようにしような」
「…そうですね」
「「(超怖ぇ…)」」
「ぁ、ん…ぅッ!ふゃああ…!」
「、ッう…」
びくびくとトラゾーは小刻みに体を跳ねさせ、ぐったりとクロノアさんに寄りかかった。
気持ちよさが残っているのか肩は小さく跳ね、はふはふと小さく息をしている。
「あ、」
トラゾーのナカから、自身を抜いたクロノアさんは俺らの出したもので膨らむお腹を撫でた。
抜いた時も撫でられてる時も小さく声を出すトラゾーによからぬ感情が湧くがこれ以上は負担をかけるからと押さえ込んだ。
「たくさん出されたから、すごい膨れてるね」
「そう、ですね」
「後処理してやんないと、お腹壊しちゃうな」
「掻き出してあげなきゃね」
ぐったりするトラゾーをクロノアさんが抱えた時、ゆるゆると目を開けた。
「ぁえ?」
「あ、起きた?」
「はぃ…」
抱えられてる状況を見て首を傾げている。
「なに…?」
「お腹壊しちゃうから、出したもの掻き出そうと思って」
ついと腰を撫でられて、びくっと跳ねていた。
はっと我に返ったかのように慌て始める。
「い、いい!自分でするから!」
微かな抵抗をするトラゾーがそう言うとみんなしてピタリと動きを止めた。
「「「それはそれで見たい」」」
「見んな!ばか!」
死ぬ、と叫ぶトラゾーを押さえた。
結局自分で後処理するところを俺らに見られる羽目になったトラゾーは虚しくも再びベッドへ逆戻りさせられるのだった。