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私と君
私たちは幼なじみ。
5歳から今現在18歳ずっと一緒。
どこの学校の登下校だって、家がみんなと反対な私たちは 2人以外に帰る人がいない。
この誰もいない静けさが私は好きだった。
ふたりで入るコンビニ。
ふたりで少し帰る時間は遅れてもいいかと
調子にのって入る公園。
この時間がいつまでも続くことを願っていた。
「私は君が好き。」
「どんな景色も今までみたいに君とみたい。」
「私と新しい恋してみない?笑笑」
ふざけて言ったことが懐かしい。
私は君の家の前で待つのが君との約束。
君は朝が苦手で家に毎朝ピンポンする。
おはよう。君は言う。
私もかかさずおはよう。そういった。
マンションの部屋が隣の君との毎朝のルーティン。これが当たり前。ただの幼なじみ。
私たちはそう。ただの幼なじみという関係で、それ以上でもそれ以下でもない。
君はそう思っている。そうに違いない。私は小学生の頃からこんなに君を思っているのに。
じゃあ行くか。君はそういいながら車道側で歩幅を合わせてくれる。私は君に聞いた。
なんで車道側歩いてくれるの!笑
君は言う。だって危ないじゃん。お前が怪我したら大変じゃん?思わせぶりにしかみえない。本人は自覚がないんだろうけど。
私が意識してるからだろうけど。
つい最近も下校の時聞いたことがある。
もしかしたら悪い人に捕まっちゃうかもよ!と
僕が身代わりになるからお前は逃げろよ。
やっぱり思わせぶり。私はそう思っていた。
少し経った頃君に彼女ができた。
私達が登下校していくこともいつの間にか減っていった。君がいなくなってから私はなにか心に穴が空いた気がした。なんで私は告白しなかったんだろう。早く告白しとけば良かったのに。
私もその後彼氏が出来た。
この穴を埋めたい。その気持ちが強かったからだろうか。私は彼氏が好きだった。いや違うそれは表上のお話。本当は君がいなくなった時にできた穴を埋めたかったんだ。道具としか思ってない私を恨んで恨んで恨んで、卒業式の4ヶ月前、3ヶ月記念日で別れを告げた。
理由は言わない。好きじゃなくなった。それだけ。ホントのことは言わない。言えない。
彼氏はそっか。それ以上のことは言わなかった。私には誰が残ってくれるんだろう。こんな自分勝手で、君も彼氏も全て無くした。
その後の4ヶ月は何も無かった。
そしてついに今日は卒業式。
高校最後の登校は親が進めたことで君とふたりでいった。
少し嬉しいと感じてしまう私が憎かった。
卒業式が始まった。
私はずっと君のことを考えてしまう。
君は彼女と学校に行きたかったんだろう。
第二ボタンも彼女に渡すんだろう。
卒業式が終わった。
私たちはふたりで話した。
最後まで一緒にいてくれてありがとう。
君がいたから頑張れたよ。
私は君が好き。
どんな景色も今までみたいに君と見たい。
私と新しい恋してみない?笑笑
こんな冗談じみた話。
君はネタでしょ?と言った後私は
友達に呼ばれ 他の場所に行った。
私はそれだけ言って君とお別れした。
後悔はない。これで十分。
何回も心の中で唱えた。
君は私をおいかけて成人式、成人式にまた会おうな。そう言ってくれた。
ありがとう笑といって私は友達に駆け寄った。
クラスが違う君とは当たり前にクラス会の会場で会うこともなく、このまま終わるんだ。
高校卒業だ。やっと実感してきた気がする。
その後私は仕事に没頭していた。
toto_o0
#胸キュン
ゆき
715
仕事中1件のメールが届いた。
今日飲みに行かない?
誰からだろう。メールを覗くと幼なじみからのメール。このメールを開いたのはいつぶりだろう。私はもちろんいいよ!そう返信した。
飲みに行くのなんて久しぶり。私は心の中でうきうきしていた。
仕事終わり君が指定した場所に行くと
久しぶり。俺仕事で遅れた。ごめん。
仕事?お疲れ様。
君はそういう。何も変わってない。
そこが君のいい所。私は内心思っていた。
俺さ
仕事最近大変なの。
そっかそっか笑
私だって大変だよ!
なんの仕事してんだっけ?
えー俺はね、最近色んなとこしててね〜。
君はそういう。
この少しの会話懐かしいね。私ただは笑った。
君と変わったところは一つだけ。優しくて頼りがいがあって、かっこいいとこは変わってなくて君の変わってるところは一人称。私はあったその時からわかった。前までは僕と言っていたのにいつの間にか俺。そういう時もある。
私は僕ねっていう君が好きだったんだけどな。
コメント
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読了しました。幼なじみの距離感がじわじわと切なくて、特に「僕」が「俺」に変わった一文にグッときました。子ども時代のルーティンや、車道側を歩く無意識の優しさが、彼女の目線で丁寧に描かれていて、ただの幼なじみでい続けるのがどれだけ辛いか伝わってきました。1話ですが、この先の再会がどうなるのか気になります。