ーーー次の日ーーー
赤「どう?あの子大丈夫そう?」
青「うん、喉痛めてたみたいで食べやすくしたら少し食べてくれたよ。」
赤「そっかぁ!良かったぁ」
橙「何の話してるん?」
赤「あ!橙くん、おはよう」
青「おはよー」
橙「おはようさん」
赤「青ちゃんがね、子供猫拾ったの」
橙「猫飼ったん?」
青「違う、猫耳としっぽの生えた子供」
橙「…………ええぇ!?」
赤「うるさ」
橙「いや!いるん?そんな子!」
青「僕んち来ればわかるよ」
橙「行きたい!見たい!」
赤「俺も行こうかなぁ」
青「来る?」
橙「行く!」
赤「行くいく!」
青「じゃぁ、行こ」
ーーー青の家ーーー
橙「お邪魔するでー」
赤「お邪魔しマース」
青「邪魔するなら帰ってー」
橙「帰りまーす」
赤「あははっ、待て待てw」
橙「どこにおるん?」
青「いつもこの端に……ほら」
橙「おぉ!綺麗なピンク髪やな!」
赤「可愛いぃ……」
??「シャー!!」
橙「警戒しまくりやん」
青「僕にもそうなんだよねぇ……」
橙「痩せすぎやない?大丈夫なん?」
赤「少し食べてるみたいだけど……」
青「うん、朝もあまり食べないし、昼ご飯も置いて行ったんだけど、ほら、半分以上残ってるんだよね」
橙「お腹すいてないん?」
??「シャー!!!」
青「あまり近づくと引っ掻かれるよ」
橙「青、引っ掻かれたん?」
青「その子の喉の見るためにね」
赤「あー、今は痛くないのかな」
青「たまに咳してるけど、吐血してないから治ってきてるとは思うよ」
橙「へー、ちゃんと世話してるんやな」
赤「てか名前は?」
青「よく見てみなよ。首輪してんじゃん。名前つけない方がいいでしょ。」
赤「え?ほんとだ」
橙「あれ取れないん?」
青「遠目から見たらなんか硬そうじゃない?」
赤「取れなそう……」
橙「名前、裏とかに書かれてればよかったんにな」
青「そうだね、だから名前はつけてない」
赤「名前で呼びたいよねぇ」
??「フーッ……フーッ……」
橙「なんであんなに警戒するん?」
赤「前の人が酷かったのかもしれないし、人にイヤな事されてたのかもしれない」
橙「あー、なーほね?」
青「僕の家の前に置いたの誰だよ、ほんとに」
赤「青ちゃん優しいよね、なんだかんだ言ってちゃんと世話してるし」
青「そりゃ、ほっとけないでしょ……ボロボロの姿で箱に入ってたんだから」
橙「風呂は?入ったん?」
青「入れられてないよ、入れたいんだけどすごく暴れてさ……逃げられるんだよね」
赤「うん、もうちょっと信頼されてからの方がいいかもね」
青「濡れタオルで拭きはしたんだけどね、見てよこれ」(腕を見せる)
橙「うわっ!すごいなぁ」
赤「ちゃんと消毒してる?」
青「してるしてる、大丈夫」
橙「なぁ、君、青ちゃんの事信じてあげてな?優しいやつなんよ?」
??「フーッ……」
赤「そうだよ、君に酷いことしてないでしょ?少しでも信じてくれたら嬉しいな」
青「2人とも、もう23時だけど帰らなくていいの?」
橙「あ!やべ!俺帰るわ!」
赤「あ!俺もー!」
青「またね」
橙「おう」
赤「またねー!」
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