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教授で蛇人のパロです。蛇が出てきますので、苦手ば方はご注意ください。貴方と教授は付き合っています。また、エセ関西弁が含まれます。○○というのには貴方の名前を入れて読んでください。
それでも良い方はどうぞ!
私には蛇人の恋人がいる。
その名はエーミールだ。
彼とは街コンで出会った。
最初は好奇心で話しかけた。
下半身を動かすにはどんな筋力を使うのか、脱皮は
するのか、歩行中、下半身は痛くないかなどと不躾な質問をしてしまった。
しかしそれが彼の心に響き、連絡を取り合うようになったのだ。
あのときの自分、ありがとう。
このごろエーミールは神経質だ。
小さなことでキレやすくなったし、朝ご飯や晩ご飯の食べる量が少なくなった。
これらから考えられることは、もうそろそろ脱皮をする、ということだ。
脱皮するとき、エーミールは部屋に籠もる。
私を傷つけないようにするためらしい。
蛇人は爪が長い。整えているが伸びやすいらしい。
喧嘩による暴言からも、長い爪からも私を守ろうとしている。
蛇人にとって脱皮を見られる、手伝われるというのは恥ずかしいそうだ。それを使ったプレイまであるそうで…。世の中は広い。
しかし脱皮中は甘えてくる。それが可愛い。
真夜中、ハッと起きた。時刻は2:30。もう一度寝ようにも、寝れない。仕方ないとキッチンに向かう。水を飲みに行くためだ。
キッチンに向おうとすると、廊下が少し明るいことに気づいた。もしや、エーミールだろうか。
「エーミール?」
キッチンには、椅子に腰がけているエーミールがいた。リビングの椅子だろう。キッチンまで持ってきたのだろう。風呂上がりなのだろうか、髪が濡れている。
「…すみません、どうも皮がくすぐったくて、」
「まず、髪の毛の水拭き取ろ。風邪引く。」
エーミールは濡れた髪を私に傾ける。肩にかけていたタオルで雑に拭き取る。気持ちよさそうに目を細めるエーミールが好きだ。
「ん。これでええかな。…で、皮か。」
脱皮には潤いが大切だ。しかも風呂あがりで丁度いい。
剥けかけている皮を痛くないように剥く。
「痛くない?」
「だいっ、じょうぶっ、ん、です」
脱皮中は敏感になるそうだ。声が艶めかしい。
脱皮を手伝うのは案外好きだ。
綺麗に剥けるのも、剥けたあとに現れる白い鱗も美しい。
皮も尻尾の先以外は剥け終わった。
あとは難関な尻尾の先。
尻尾の先は蛇人の人たちにとっては性感帯だ。
「エーミール、尻尾以外は終わったよ。できそう?」
エーミールの呼吸が荒く、顔は赤い。
「無理です…。こう、さっと早く出来ませんか…。」
「頑張ってみる。」
さっと早く。エーミールも限界そうだ。早く終わりにせねば。
尻尾の手前を取り、尻尾の皮を剥く。慎重に、早く。
「エーミール、終わったよ。ベッド戻ろ。」
彼は手で顔を隠している。恥ずかしいのか。
「…ん。ありがとうございました。」
エーミールを彼の部屋に連れていき、自分の部屋に戻る。
先程までのエーミールを思い出し、少々興奮したが、何とか抑え眠りについた。
朝日と鳥の鳴き声、生活音が聞こえ起きる。リビングに行くとエーミールが朝ゴハンを作っていた。
「エーミール、おはよう。」
彼は振り返り、私の方を見る。
「おはようございます、○○さん。」