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10 - 教授 恋人は蛇人さん

♥

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2023年01月06日

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教授で蛇人のパロです。蛇が出てきますので、苦手ば方はご注意ください。貴方と教授は付き合っています。また、エセ関西弁が含まれます。○○というのには貴方の名前を入れて読んでください。


それでも良い方はどうぞ!






私には蛇人の恋人がいる。

その名はエーミールだ。

彼とは街コンで出会った。

最初は好奇心で話しかけた。


下半身を動かすにはどんな筋力を使うのか、脱皮は

するのか、歩行中、下半身は痛くないかなどと不躾な質問をしてしまった。

しかしそれが彼の心に響き、連絡を取り合うようになったのだ。

あのときの自分、ありがとう。


このごろエーミールは神経質だ。

小さなことでキレやすくなったし、朝ご飯や晩ご飯の食べる量が少なくなった。

これらから考えられることは、もうそろそろ脱皮をする、ということだ。

脱皮するとき、エーミールは部屋に籠もる。

私を傷つけないようにするためらしい。

蛇人は爪が長い。整えているが伸びやすいらしい。

喧嘩による暴言からも、長い爪からも私を守ろうとしている。

蛇人にとって脱皮を見られる、手伝われるというのは恥ずかしいそうだ。それを使ったプレイまであるそうで…。世の中は広い。

しかし脱皮中は甘えてくる。それが可愛い。




真夜中、ハッと起きた。時刻は2:30。もう一度寝ようにも、寝れない。仕方ないとキッチンに向かう。水を飲みに行くためだ。


キッチンに向おうとすると、廊下が少し明るいことに気づいた。もしや、エーミールだろうか。


「エーミール?」

キッチンには、椅子に腰がけているエーミールがいた。リビングの椅子だろう。キッチンまで持ってきたのだろう。風呂上がりなのだろうか、髪が濡れている。

「…すみません、どうも皮がくすぐったくて、」

「まず、髪の毛の水拭き取ろ。風邪引く。」

エーミールは濡れた髪を私に傾ける。肩にかけていたタオルで雑に拭き取る。気持ちよさそうに目を細めるエーミールが好きだ。

「ん。これでええかな。…で、皮か。」

脱皮には潤いが大切だ。しかも風呂あがりで丁度いい。

剥けかけている皮を痛くないように剥く。

「痛くない?」

「だいっ、じょうぶっ、ん、です」

脱皮中は敏感になるそうだ。声が艶めかしい。


脱皮を手伝うのは案外好きだ。

綺麗に剥けるのも、剥けたあとに現れる白い鱗も美しい。


皮も尻尾の先以外は剥け終わった。

あとは難関な尻尾の先。

尻尾の先は蛇人の人たちにとっては性感帯だ。


「エーミール、尻尾以外は終わったよ。できそう?」

エーミールの呼吸が荒く、顔は赤い。


「無理です…。こう、さっと早く出来ませんか…。」


「頑張ってみる。」

さっと早く。エーミールも限界そうだ。早く終わりにせねば。


尻尾の手前を取り、尻尾の皮を剥く。慎重に、早く。


「エーミール、終わったよ。ベッド戻ろ。」

彼は手で顔を隠している。恥ずかしいのか。

「…ん。ありがとうございました。」

エーミールを彼の部屋に連れていき、自分の部屋に戻る。

先程までのエーミールを思い出し、少々興奮したが、何とか抑え眠りについた。


朝日と鳥の鳴き声、生活音が聞こえ起きる。リビングに行くとエーミールが朝ゴハンを作っていた。


「エーミール、おはよう。」

彼は振り返り、私の方を見る。

「おはようございます、○○さん。」


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