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私達家族への愛情を感じた時。最後の一回は父さんの笑顔を見た時に笑い出すの。] 5秒停止

「SCP-666」は財団職員の間で恐怖の象徴となっている。

■Safe→Euclid

アイテム番号：

SCP-004-J オブジェクトクラス： Euclid（絶対危険）

取扱方法： SCP-004-Jは、常に目視できる状態で保管してください。

説明： SCP-004-Jは、見た目は一般的な懐中時計に酷似しており、表面上は黒い金属で構成されています。

Say what?（なんて言った？）の部分。そして最後が Wow!Why are you having a bigger than yourself apple!?

（お前の大きなリンゴよりも大きなものを持っているのか）という部分よ。]

5秒停止 インタビューログ3372-54-79-1 - 日付2024/08/03 対象：

Dクラス職員 インタビュアー：エージェント・シコルスキー

付記：Dクラスの入室が許可されました。

付記2：SCP-076-1との会話の録音記録を再生します。

***

＜録音開始＞

Dクラス職員： はいこんにちは。

SCP-076-1：

こんにちは。私はあなたの質問に答えるためにここにいるのですか？ Dクラス職員： いえ違います。あなたにインタビューしたいんです。

SCP-076-1：……なるほど。わかりました。どのようなお話をすれば良いのでしょうか？

Dクラス職員： まずは簡単な自己紹介をしていただきたいのですが……。

SCP-076-1： 名前は知らない。ただ私に与えられた番号は0-76-2だ。私は自分の番号しか覚えていない。他の番号の事など知る必要もないからだ。だが、私は自分が誰なのか知っているし、自分がどういう存在であるのかを知っている。私がここにいる理由も、ここがどこであるかも理解している。

財団職員がそうするように、私もまた自分の知識について誰かに話す事に喜びを感じている。だからお前達がそれを望むというのならば、私は喜んでそれに応じようと思う。

まず初めに言っておく事があるとすれば、これは全て真実であるということだ。嘘偽りはない。信じようと信じまいとそれは自由だ。

そうだな、では始めようか。私の最初の記憶は何だろうか。少なくとも5年以上前なのは確かだ。正確な日付までは思い出せないが、まだ小さかった頃の記憶があるのだ。

当時の私は、両親に連れられて小さな島国に住んでいた。そこはとても綺麗で美しい場所だったが、同時にとても恐ろしい場所でもあった。何故ならそこは海に囲まれた陸の孤島であり、外界との接触を完全に断っていたからである。

外の世界というものを見たことがないわけではなかったが、そこには何か特別なものを感じたものだ。きっとあれが好奇心というものだったのだろう。しかしそんなものはあっけなく潰えた。両親はある日突然に姿を消してしまったのだ。理由は分からない。

その後しばらくの間は、島で一人暮らしていた。その頃はまだ幼かったこともあって、寂しいとかそういう気持ちはなかったと思う。ただ、島の外の世界に憧れることだけはあったかな。

中学に入る頃には島に両親がいないことも気にしなくなっていた。島の住人たちはみんな家族みたいなものだと思っていたし、そもそも両親の顔すら覚えていない。それどころかどこに住んでいたのかさえ分からないのだ。

だから私が高校に入学する前に両親が死んだときもそこまで悲しくは無かった。きっと事故か何かだろうと思った。親戚の家に引き取られることになった私は、そこで初めて自分の境遇について知らされた。

両親は事故で死んでいるし、兄弟はいないはずなんだ。] 7秒間沈黙の後、再生される音声メッセージ（編集済）

「お父さんお母さん、お元気ですか。そちらの生活にもだいぶ慣れてきた頃だと思います。こちらはとても過ごしやすい気候で過ごしやすくなりました。先日はこちらの学校で……」

（ここでテープ終了）

補遺2