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「………はぁ…」

なんか体暑い…しかもだるい、風邪かなあ…?

今日凸さんとデートなのに…

「…さ、さもさん!?どうしたの!?」

部屋に入ってきた凸さんが、俺のことを見て慌てる。

「凸さん…風邪引いたかも」

「マジか…」

凸さんはそう言うと俺の額と凸さんの額を当てた。

「……………」

「結構あるな…冷えピタ持ってくる!」

凸さんはそう言うと部屋を出ていった。

凸さんが部屋を出ていくと、俺はベットに寝転がる。

「………ずるい」


「さもさん!冷えピタと…水も持ってきた!」

「ありがと凸さん」

冷えピタを貼って、水を飲む。

「さもさん食欲ある?」

「一応あるよ」

「じゃあお粥作ってくる!」

凸さんはそう言うとまた部屋を出ていった。

………風邪引いてなかったら、今頃デートしてたのになあ…


「凸さん、あーんして」

お粥を持ってくると、急にさもさんに言われた。

「へ?い、いいけど…」

お粥をさもさんに食べさせる。

「あー…ん」

「…どう?」

「おいしいよ凸さん!」

「そ、そっか…///」


「そうださもさん、薬…」

俺が言いかけると、さもさんはあからさまに嫌そうな顔をした。

「………やだ、飲まない」

やっぱりかあ…

「でも薬飲まないと風邪治らないよ?」

「……………」

「…じゃあ一週間キス禁s」

「飲む」

はやっ

さもさんは頑張って薬を飲んだ。頑張って飲もうとする姿は可愛かった。


「………凸さん」

さもさんは今にも泣きそうな顔をしていた。

「ど、どうしたの?」

「俺が風邪ひいてなかったら、今日デート行けたじゃん…」

涙声でさもさんが呟くように言う。

あ…なるほど

さもさんが気にすることじゃないのに…

「大丈夫だって、デートはまた今度にすればいいし、今はゆっくり休んで風邪を治そう?」

「……………うん」

さもさんはそう言うと静かに寝息をたてながら寝始めた。

………可愛いなあ

俺はさもさんの頭を優しく撫でた。

さもさんの恋の距離がおかしい

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好き…尊い…お墓くれ…

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