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琉依と陽葵はゲーム仲間のようなものだった。
学校が終わり、家に帰り、塾が終わった夜。
通話を始めて二人のことを待ち、二人が通話に参加したらゲームをする。 それが日課だった。
だけど、些細なことにイラつくようになった。
それは受験でピリついてきたのか、はたまた
三人の言動や行動がエスカレートしてきたのか
星奈はよく私に暴力を振るうようになった。
暴力と言っても本気で殴ったり蹴ったりする訳では無い。きっと冗談。多分。
時々強かったりもしたけど。
琉依と陽葵は二人して私についてとやかく言うことが増えた。
「コイツは頭が悪いから」
「コイツに何言ってもしゃーない」だとか。
私は毎回反論した。けど無駄だった。
言ってくることが段々エスカレートしてくるだけだった。そのうちもういいやと黙り込めば、
琉依と陽葵は拗ねたと弄るようになった。
心底うんざりした。少し前まで楽しかった。
私は何度も何度も耐えてきたのに何故ここまで言われなければならない?
そう考えが浮かぶようになった。私は陽葵と琉依と関わるのを辞めた。連絡もゲームもしなくなったのだ。全てどうでもいい。