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梵天内部 。 某日 。
1人の男はデスクに座っていた 。
蘭「あ ゛〜〜 …… 終わんね … 何この量 まじ 巫山戯てるワ 。」
文句を垂れながらパソコンと睨めっこしてるのはこの男 。 元六本木のカリスマと謳われた兄 。 灰谷蘭である。 今日は 同僚が ラリって 仕事が出来なく、その埋め合わせをしていたのだ 。
蘭「あの薬厨ぜってぇ殺すわ 。 埋める 。 投げる 。 撃つ 。」
竜「物騒だネ …… 、」
多少引きながら勇気を出し蘭に話しかけてきたのは実の弟。灰谷竜胆であった。 彼はなかなか帰ってこない兄の様子を見に来たところ、たまたまこの現場に出くわしたのだ。
蘭「ア 。 りんどぉ 〜〜 ♡」
そんな竜胆の言葉を無視し(というか聞こえなかった事にし)嬉しそうに弟を見詰めた 。 それはもう。昔はいえカリスマと謳われた男。顔面が国宝級。程よく垂れ下がった目に太すぎず、細すぎもない眉 。 綺麗に透き通った鼻筋 。 誰がどう見ても この男が 指名手配されている(顔は出ていないが)男とは思はないだろう 。 おまけにブラコンで 我儘で 結構 キレ症 。 () だが … 何故だろう 。 彼の顔に 若干の違和感を覚えた 。 それに 気付いた竜胆は 少し顔を 顰める 。 頬に引っ掻いたような跡があったのだ 。しかも 1つではない 。何個も … 何個も … 何回か引っ掻いた跡が あった 。 流石に これにも 竜胆は 事情を聞かずということは出来なく __ 。
竜「… 兄貴 … なにその 顔 … 、? 」
蘭「…… 別に … 、?? な … んも ねーーし …」
竜「嘘 … 付かないでよ … なんかあったんでしょ … 、? 相談に __」
蘭「ぅ、… うるせぇ 、!! 黙れ !! 黙れ !!! 俺が 平気ってんだから 平気なんだよ !! 弟の分際で 俺に 歯向かってんじゃねぇ !!!!」
先程の笑みとは裏腹に まったく別人かのように 怒鳴りあげた 。
竜「っっ … !! で … も 、!!」
蘭「いいから 出てけ !!!!」
竜「… 御免 、」
ぱたん 、と 音を出し 竜胆は 部屋から 出ていった 。
蘭「… ふーー … ふーー …… っっ … ゛ 、」( ボロッ 、
蘭「な ゛… んで … 、 思っ゛て … 、 無いのに ゛… 」( ボロボロッ、
鼻を啜る音が部屋中に響いた ___ 。
…… が 。 これを 聞いている奴が居たのだ 。
________
翌日 。
蘭「 …… ん … 、」( くあ 、
今は … 朝の 5時 … 俺にしては すげぇ 早起き … 、てか …
蘭「…… 俺 … あの後 寝ちまったんだ … 、… 、??」
何故か 俺の体には ブランケットが 掛かっていた 。
蘭「… あれ … 、? 俺 ブランケットなんて掛けたっけ … 、まぁ 、いっか … とりま 資料終わらせて 病院行こ 、」
俺は なにか 体に 異常が あるのでは 、? と 疑い 資料を すぐさま 完成させ 、病院に 向かおうとした … が 。
竜「…… っ ゛… ひっく 、 … ぐす 、」( ボロッ 、
蘭「…… は 、?ちょ … 、 大丈夫 … 、??」( 頭 を 撫でようとした
ぱしん 、と 無機質な 音が 俺の 鼓膜を 左右する 。
蘭「は … 、 ぇ … 、??」
ココ「汚ぇ手で 触んな 。 てめぇのせいだろ !!!!」
蘭「な 、 … にが 〜 … 、? ♡ 」
こんな時でも 平常心を装い 、 必死に 泣かないように 努力をする 。 やはり この男は 優しいな … と 影で 見ている “___“は 思った 。
ココ「……お前には 失望した 。 適切な 処分が 降ると思え 。」
蘭「………っ 、」
ココ「… 竜胆、行くぞ 。」
竜「……ん 、」( ……ニヤ 、
?「…… !!!!」
笑いやがった 。 こっそり … ひっそりと 、… チ゛、!!!ざけやがって 、!!! と 内心 荒ぶっていた ?? は … そっと 蘭に かけよる 。
?「…… 大丈夫かよ 。 」
蘭「… さ 、…んず … 、?」
春「…おう 、そうだけどよォ 、… 泣きたきゃ 、 泣いていーんだぜ 、?」
蘭「……っっ ゛… さ 、んず 、 … おれ … 、 薬 … やってて 、精神不安定 … で 、昨日竜胆に当たっちゃって 、それで ッッ ゛、 」( ボロッ、
春「……よく、頑張ったな 。」( 撫 、
蘭「…え、 … ?」
春「薬…やってんだロ、欲しけりゃくれてやる 、だけどなァ、飲みすぎンと記憶さえもトぶから 俺がきちんとした量くれてやらァ…だから辛くなったら俺ンとこ来い 。」
蘭「ッ ゛… さんず 、ッ゛… ごめ 、」
春「謝んな。そーゆー時は ” ありがとう “だろ 。」
蘭「… ありがとう 、!!」
春「オウ、」
といい サンズは 部屋から出ていった 。まさか あのサンズに助けられるとはな…… 笑 なんて 思っていると自然と涙が消えていった 。
蘭「……少し寝よ、」
あの懐かしい日々に戻りたい。どうして”あんな奴”に嵌ってしまったんだろう 。どうして “彼奴”の子供として生まれてきてしまったんだろう。どうして …… 、
俺が兄貴なんだろう ____ ?
________
蘭「ッ ゛?!」
……最悪の気分だ。今は……9時…会議も終わっちゃってる頃カナ、…自然と焦りもねェわ、… 梵天も、辞めなきゃなのかな………薬… 、三途… 、
蘭「……電話…は、迷惑かな…」
俺らしくもないネガティブな考えが頭をよぎる 。
蘭「…LINEしとこ 、」
___ さんず 。 ____
__ 昨日 __
ん。資料置いとくな。
__ 今日 __
さんず、 既読
どうした??
薬ほしい、 既読
分かった。すぐいふ
、?どした、?? 既読
なに。病みアピ??キモイんだけど。
え、?? 既読
すまん、九井が、
おい、蘭?
蘭。既読つけろ、
蘭???今そっちに行く。
待ってろ。
________
蘭「……そっか。死ねばいーのか、キモイんだよね、顔も見たくないんだよね、??」
春?「さっさと死ねよ。めんどくせェ。仕方なく相手してやってんの分かんねぇの???つくづく馬鹿だな。」
蘭「……御免なさい、」
_____ 御免なさい 。
NEXT : ︎♡10000 !!
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