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目黒「(またやらかした…!!)」
宮舘宅に泊まった日から、目黒の仕事ミスは少しだけ減ってきていた。のだが…またも盛大にやらかしてしまった模様の目黒。
顧客の名前が1つずつしたにズレていたのだ。目黒は機械に弱いためまた一つずつ打ち直すしかない…
目黒「(クソー!なんか変だなとは思ってたのに…!なんで気が付かないんだよ!?)」
もうヤケクソで打ち直す目黒。
そんな彼を見かねた─
「何してんだお前…」
目黒「…ふっかさーん…!(涙目」
深澤「泣くな泣くな!わら」
先輩、深澤辰哉。
目黒の何個も上でここに務めてもう数年。深澤だけが目黒を雑に扱わず、真摯に仕事を教えてくれる唯一頼れる先輩。
深澤「でぇ?今度は何やったの?」
目黒「名前が…1個ずつズレてました…」
深澤「ほーん?じゃあこ〜すれば……──」
目黒「……え、すげー✨」
深澤「…PCの勉強、今度しような。わら」
目黒「?。はい!ありがとうございます✨」
深澤は思う。
どうやってこの会社に入ってきたのだろう… と。
『──この仕事、頼んだぞ』
目黒「お任せください…」
『…頼むから、怪我だけはしてくるんじゃないぞ?』
目黒「…精進します(焦」
その日の午後、組織に呼ばれ事務所へと向かう。そこで言い渡されたのは敵組織の情報収集。 それとそこにいる組織員たちの抹殺。
目黒は内心不安だらけ。
『怪我をするな』
これは目黒にとってとんでもなく難しいこと。
目黒「(と…取り敢えず最小限の怪我でいくぞ…)」
2,096
#めめだて
有栖
956
もう彼の頭には『怪我をしない』という考えは残っていないようだ。
目黒「これで全員…」
抹殺の仕事はすぐに終わった。なんせこの組織は小規模。どこかの組織から派生して作られたのだろう。
だが小規模だろうと情報が業界内で広まるのは抑えたい。でないと、いざという時に相手に自分の情報が渡っていたら不利になる。
それは目黒も理解している。
…のだが、
────────────
『このUSBメモリをPCに差し込むだけだ。』
『…何も難しくはないはずだぞ…?大丈夫か?』
─────────────────
目黒「(大丈夫じゃありません…!!(泣)」
そう、目黒はPCにとても弱い。
目黒「まず…差し込めそうな穴は……いっぱいあるな」
目黒「…そもそも、えすびー…カード?じゃないな…ユー…なんちゃら、メモリー?ん?なんだっけな?」
こんなのそこら辺の学生でも解ること。
それが目黒にとっては難解パズルを解いているような感覚。
目黒「・・・」
「本気でどうしよう…」
prrrrr…
目黒「誰?こんな時間に…」
目黒「あ」
ピッ
『もしもーs──』
目黒「助けてふっかさん」
『まず話させろよ!わら』
着信は先輩、深澤からのものだった。
深澤『もー…せっかく飲み誘おうと思ったのに』
目黒「それよりも助けて」
深澤『お前ね〜…わら』
目黒「?」
深澤『まぁいいよ。それでどしたん?』
目黒「このさ、ゆー、なんちゃらメモリーってPCのどこに差し込むの?」
深澤『・・・』
『ゆー…なんちゃら……メモリー??』
深澤でも目黒の言葉は解読不可能であった。
深澤『──そう、それでボタンでてきたでしょ?それカチッてしてごらん』
目黒「……できた!」
深澤『はーいよかったね〜』
目黒「ありがとうございますふっかさん!✨」
深澤『うん。画面の向こうでお前が目をキラキラさせてるのが目に浮かぶよ』
目黒は深澤の指南のもと、ようやく相手組織の情報をUSBメモリに移すことができた。
所々深澤の呆れ声が聞こえていたものの、目黒はそんなの気にしていなかった。
これで事務所に帰れる。そう思ったのも束の間…
深澤『それでなんのやつUSBメモリに移してたの?新しい企画書?』
目黒「…へ?」
目黒はフリーズ。
そうだ…ふっかさんは俺の裏の職業を知らない。
そう思った時には手遅れ。目黒途端に焦り始める。
目黒「えっとね!…んと……そう!新しい企画のやつ!」
深澤『ふーん。家でやってんの?』
目黒「い……いえ!家だよ!!」
深澤『仕事熱心ねぇ〜。じゃあもうちょっと成長した姿見せてよ…わら』
目黒「あ、あははははは!っ…!!」
目黒は精一杯誤魔化す。
深澤『ま、頑張ってちょうだいね!また明日ね! 』
ガチャッ…
目黒「……い、命拾い……」
目黒の寿命が5年縮んだ出来事なのだった。
next…
コメント
2件
🖤はこのままでいいよ😚
💜さんに🥹♪ 🖤…勉強しよ🙂?