悪ノ娘 (ノベル)

ジェルメイヌは少し時間が経ってから

僕に問いてきた。

「貴方は何故…王女と入れ替わったの……?」

父さんの事を聞くのは…自分が可笑しく

なると分かったから敢えて聞かなかっ

たのだろう。

僕は言う。

「知りたいのかい？」

ジェルメイヌは言う。

「当たり前じゃない!」

まぁ、そりゃぁそうだよね。

「どうせ僕が話したら、民衆にも話すんだろう？」

僕は彼女の考えを見過ごしたかのよう

な質問をする。

彼女はﾋﾟｸｯと少し同様する。

矢張り…そうか。

「君には教えられn……」

「そんなわけないでしょ？」

「…………え？」

「何で私が民衆に教えないと行けないの？」

「何でって……」

「私が同様したと思った？」

「私はそんなこと言わないわよ。」

「義姉(ｱﾈ)が義弟(ｵﾄｳﾄ)を守らなくてどうするの」

「まぁ、、言うって言うのも有りだけど……そんなことはしないわ」

全部見過ごされていたのは僕の方だった。

「……そっか…ありがとう」