注意書きは1話にて
赤→黒
水⇔白
桃→赤
青→桃
黒→青
青side
借り物競争
走り出しは完璧
このままだったら1位は確実
お題さえ良ければ…
だが、現実はそう甘くない
青「くやしい…」
水「2位でも凄いよ」
青「1位じゃないと意味ない」
「せっかくないこが見てくれたのに…」
水「お題が難しかったんだから仕方ないじゃん」
「しかも相手はアニキだし…」
青「お題がもっとマシなやつだったら…」
水「結果は変わらないんだからめそめそしない」
青「そうやけど…」
水「ないちゃんにそんな情けない姿見せる気?」
青「十分情けないとこ見せたわ」
「俺の事見ろとかカッコつけといて」
「1位取れなかったとか情けない」
水「僕は今の方が情けないと思うよ」
「生徒会長さんがそんなんでどうするの!」
青「生徒会長はなりたくてなったんやない」
水「ないちゃんと生徒会なれて嬉しそうにしてたくせに」
青「生徒会長にはなりたくなかったんです!」
水「ないちゃんが副会長で浮かれてたくせに」
青「それは…話が違う」
水「ないちゃんの事になったら本当にバカになるよね、いふくんって」
青「お前はいつも馬鹿やけどな」
水「はぁー!?違いますけど!」
青「いつも初兎さん〜って泣きついてるくせに」
水「それはいふくんもでしょ」
「早くないちゃんのとこ行ってきたら」
青「合わす顔がない…」
水「そんなこと言ってないでさ」
「あれ、アニキじゃん!」
黒「邪魔してごめんな、まろに話があって」
水「あー、じゃあ僕あっち行ってるね」
青「で、話って?」
黒「まろもお泊まり会来て欲しいって初兎が」
「ないこも一緒に連れてきてって言ってた」
青「しょにだとないこって話したことあったっけ」
黒「ない」
青「大丈夫なんw?」
黒「この機会に仲良くなりたいからだってさ」
青「へー…」
黒「りうらも居るから大丈夫やと思う」
青「そっか…」
「ごめんけど、断るわ」
黒「やっぱりそうだよな…」
青「気持ちは有難いんやけど勉強せなあかんし」
黒「私立と国公立は訳が違うからな」
青「そんなことないと思う」
「てか、アニキは勉強大丈夫なん?」
黒「静かな空間より賑やかな方が集中しやすくて」
青「そうなんや」
黒「おん」
青「お泊まりないこだけなら参加出来ると思うから」
「俺から聞いてみるな」
黒「今から行くの?」
青「恥ずかしいとこ見られて気が乗らないんよな…」
黒「勝っちゃってごめんな(ニヤッ」
青「腹立つわw」
黒「ふはww」
「まあでも、お題が違ったら負けてたわ」
青「んー、どうかな…」
黒「…なあ、まろ」
青「ん?」
黒「ハチマキ交換しよ」
青「あー、別にええよ」
「ええけど大神君としなくていいん?」
黒「りうらから誘われてないし」
「俺はまろと交換したい」
青「そか」
ないこ嬉しがるやろうな
りうらと交換出来るって
本当は俺がないことしたかったな
青「俺、ないこのとこ行くな」
黒「行ってら」
青「ないこ」
桃「あ、まろか」
青「りうらじゃなくて悪かったな」
桃「何も言ってないじゃん」
青「顔に書いてあった」
桃「そりゃ失敬」
「競技お疲れ様」
青「見ててくれて嬉しい」
桃「彼処まで言われたら誰でも見るよ」
青「そか」
桃「まろ、元気ないでしょ?」
青「そんなことない」
桃「何かあった?」
青「…」
桃「教えて」
青「…かっこ悪いとこ見せちゃったなって思って」
「あんなに俺の事見ろって言ったのに」
桃「あーね」
青「ごめん」
桃「なんで謝るの」
青「自分が情けない」
桃「…」
「2位でも良いじゃん」
「頑張ってる人はみんなかっこいいよ」
青「…」
桃「まろの好きぴ、まろの事かっこいいって思ってくれてると思うよ」
青「多分じゃ困るんやけど」
桃「俺はまろの事かっこいいなって思ったよ」
「幼馴染の俺でも思うんだからきっと大丈夫だって」
青「急に褒めるやん」
桃「事実を言っただけ」
青「…そっか」
落ち込んでる人がいたら励まそうとする彼
青「…(抱き締める」
桃「え、ちょ、何?」
青「俺はないこの事ちゃんと支えるから」
「俺には弱音はけよ」
桃「…ありがとう」
そんな優しい所が心配でたまらない
次回もお楽しみに
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