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メメントリ 長編集

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2 - 幼馴染と永遠の絆 ~弐~

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2022年08月30日

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前回のあらすじ____


一人で書類作業を続けるut。

総統室に向かう中、内ゲバに巻き込まれたり、いたずらにあったり、

歌い手組の買い物に行ったりとハプニングが何回か。

身が少し寒く感じる中、utは軍基地へと向かう。


ーーーーーーーーーーーー



ut「あ~!!寒かった…」



ようやく買い終わり、軍基地に着き、時計を見る。


___七時。

夕食の時間。

本当は7時半からだけれど、

俺とか、たまにtk氏とかは料理を作る担当だから7時ぐらいにはもう食堂にいなくてはならない。


体が冷えたまま食堂へと急いだ。


今日はあったかいものにしようと思う。

みんなも体冷えてるだろうし。

俺はあまりお腹空いてないから、昨日の余り物でいいや。

みんなの分のコーンスープを作る。

7人分となると結構時間がかかるが、もう慣れてきた。

サラダも作って、たっぷりな野菜とお肉の回鍋肉も作る。

あしたは…おでんがいいかな。



そう考えていると、後ろからガチャと言う音が聞こえた。



km「お、utくんや。」

ym「ut~!!腹減ったからはやくつくってな~」

ut「ん~、もうすぐ終わる」



どうやら入ってきたのは、ymdとkmgらしい。

内ゲバを終えたのかは知らないが、後で書類ちゃんとやったかだけは確認しておこう。



ズキッ、



ut「ッッ…ゔ、…」


また頭に痛みが走る。

さっきより痛いの。

結構頭にガンガンくるタイプの頭痛だ。

後で薬飲んでおこう。



料理を運んでいると、突然俺の足はふらついた。

「は…?」と、俺自身もびっくりして、受け身を取り損ね、

もうすぐ地面についてしまうところだった。


だけど、ymdとkmgが素早く駆けつけてくれて、

kmgは俺を、ymdは料理を支えてくれた。



km「ちょ、utくん急にどしたんッ!?」

ut「あ…、ごめん。寝不足かも」

ym「全く…これだからメガネは嫌なんよ。ちゃんと寝ろや、…ったく…」


嫌味を足してきながらでもしっかり心配してくれているところが

ymdの優しいところだと思う。

kmgも、「気をつけてな」と料理を一緒に運んでくれた。

沢山の料理でも流石の筋肉でね。


気づけば30分になっていて、他のメンバーがぞろぞろとやってくる。


tk「あ、買い物あんがと」

kyu「ヘアピンだ~ッ…やっぱこれが落ち着く!ありがとうvtくん!」

ut「うん、大丈夫大丈夫。またいつでも言って」



俺がそう言うと、突然みんなの顔が不安そうになった。

急にどうしたのかと思えば、その視線は俺に向いている。




俺、なんかしたっけ、…?

やらかしたことでもあったか?



疑問に思いながら待っていると、はるてぃーが口を開いた。



hr「…utさ、最近働きすぎじゃね」

ut「えッ…?」

hr「書類やってくれるし、買い物行ってたし、最近寝てないつったらしいじゃん。お前」



あッ…zursがあの後hrtiに言ったのか…、



ut「いや、そんなことないから。心配しな…「また言った」…!」

hr「心配するな、大丈夫大丈夫って、そればかり」

ut「え、ちがッ…「違くねぇだろ?」ッ…、」

hr「ッ…なんなんだよお前…、昔っからずっとそうだ、」

ut「ッ…、!」

hr「こっちが心配してんのも分かんねえのかよッ!

体調崩しやすいんだから自分の体の心配ぐらいしろッ、!!」

km「ちょッ、hrti落ち着けってッ…」

ut「…お前だって,俺のやりたいようにやらせてくれない癖に何言ってんだよッ…、!」

kyu「utくん…」

hr「しらねぇよッ…!こっちは心配してんだっつうの!!「気にすんな」…!」

ut「自分のことは自分でやらせろ、

俺は、お前の余計なお世話なんていらないから。」

hr「ッ…、!!

あぁそうかよ、余計なお世話かよ!!」


ドンッ


ut「いッッ…!!は…」

yu「ッ…、!?utくんッ、…!?」


頬がぴりぴりしていたい。

殴られたのかもしれない。

体もだるい。倒れそう。


右を見ると、

若干怒っているymd

困惑しているkmg

こっちに駆け寄ってくれるy-mくん

必死に止めようとしているzurs

騒ぎがばれないようにしてくれるtkpn

今にも泣き出しそうなkyu


そして、怒りながら悲しい切ない表情をしたhrtiがいた。


ym「ッhrti**やりすぎやぞッ…**これはお前が悪いッ、」

ut「ymdッ…、」

yu「utくん!大丈夫ですか…って大丈夫じゃないですよね」

tk「まって、いま治療する」

ut「ん…ありがとう」

yu「…流石に,僕もこれはhrさんがやりすぎな気がします」

hr「…」

um「utくんはたしかに休憩も取らないで内ゲバに巻き込まれて、

寒い中買い物も行って徹夜して書類もやってた。

だけど、こうやって直接utくんを傷つける行為は、しないほうがいいと思います」

ym「ymdもや。y-mと同じ。hrtiが悪いでこれは…、」


hrtiはそれっきり黙り込んでしまっている。


…俺のせいで仲間割れが起きてる。

補佐として、幹部として失格だな…。

意識が飛びそうになる。


そして、いきなりひどい痛みが襲ってきた。


ut「いッ…!!!」

tk「!?ut、傷が痛む?」

ut「わかんなッッ…!!ごめッ…ゲホッゲホッう…く…はぁッ…!

tk「落ち着いて、深呼吸。吸って、吐いて」

ut「うッ、…は、すー…はぁ、う、はッ…」


痛い、苦しい、息ができない、助けて_

そう言いたいけど声が出ない。

たくぱんが背中をさすってくれる。その手は暖かくてすごく安心できた。


ut「す~……は、ーすー…」

tk「おっけ、落ち着いた?」

ut「う、…ん」

tk「まだ苦しい?」

ut「う…ん」

tk「わかった。とりあえず医務室行こっか」


周りを見渡す。


倒れた椅子や机。

溢れたスープや回鍋肉。

怒ったり心配そうな顔をしているメンバー。


俺は、その様子を苦しく見つめた。



hr「…俺は、お前が

『御免なさいもう無理しません』

っていうまで謝んねえから。

書類も渡さない。

仕事がしたいんだったら自分でなんとかしろ、」

ut「ッ、hrti、…!」


hrtiのその顔は、一見、怒っている顔つきだったが

その瞳は心配で溢れた瞳をしていた。

hrtiは俺の横を通り過ぎると、大きな音を立てて食堂から出て行ってしまった。


tk「あいつは…ut、?たてる?」

ut「え、…あ、うんッ…」

tk「…落ち着いて少しづつ行こっか」

ut「…わか、った…」


tkpnが温かい手で撫でてくれる。

こいつはこう言うところがおかんっぽくて好きだ。

やまだはまだ若干怒っているけれど、倒れた椅子やスープを直してくれた。

俺は、立つとちょっとふらついたのでkmgもついてきてくれることとなった。


だけど、俺の体調は思ったよりも良くなかったらしい。



ut「ぅ…っ!」



ドサッ


km「!utくん!」

ut「う…ごめ…」


俺はそのまま、意識が飛んだ。




続く___。

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