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びび
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にゃ
明日の夜には城で舞踏会が開催されると聴いた。その準備でやけに慌ただしい。
「俺は行かんもんなぁ」
「踊れなくても、来ることはできるんじゃない?」
「どうなんやろ」
正直なところ、行けようが行けまいがなんでもいい。行ったとしても大広間のすみで用意された料理ちまちま食べているだけだ。メインの踊る時間が始まる前にさっさと退散してる。
「ご飯はいつでも食べれるやんな」
「ちょっとおしゃれなご飯が出るかもだよ」
「行きたい」
我ながら、単純だと思う。
当日。柔太朗が何か布を持ってきた。
「なんやそれ」
「舜太の服」
事前に準備していたようで、俺も舞踏会へと連行されるらしい。といっても椅子に座っているだけだ。だって、歩けないのだから。
普段よりもきちんとしたシャツを着せられて、黒い上着を羽織ってボタンを一つずつ閉めていく。
鏡の中の自分を確認してみる。なかなかにいいじゃないか。鏡に映る姿にはまだ慣れていない。
柔太朗も着替えたみたいだった。全体的に白っぽいのは気のせいか。
「白すぎるんとちゃう?」
「そんなことない」
そのセンスが少しわからない。車椅子を用意されていたので、それに乗せられて移動した。
着いた会場は、もうとてつもなく広かった。天井からぶら下がるシャンデリアは煌々と輝いている。そして人。人人人。
自分が不釣り合いな気がしてきて仕方ない。とりあえず、あそこで色んな人の対応をしている柔太朗に迷惑をかけないように、ご飯でも食べておこう。おいしい。
正直、早く帰らせてほしい。自分の家なわけだが。
コメント
1件
えっもう第8話!?今回もめっちゃよかった〜😭✨ 柔太朗がこっそり舜太の服準備してたところ、グッときた…「行きたい」って即変わる舜太かわいすぎるし、シャンデリア煌めく大広間で「早く帰らせてほしい」って呟くの、場違い感がリアルで共感したよ🥺 白すぎる柔太朗のセンスも気になる…🤣💕 次回の舞踏会、どんな展開になるのかドキドキ!