君の顔をまじまじと見た。
これが初めてだった。
いつもは恥ずかしがり屋で、顔を赤くしながら手でおおってしまう。
ああ、なんて綺麗なんだろう。
風に揺れている艶のある黒髪
細長いまつ毛
高い鼻
オマケに顔も小さく、2度見するほど肌が白い。
「天使」
だと
口を揃えてみんな言う。
君の髪に、君の頬に、君の唇に、
永遠に触れていたい。
でも、やっぱりいつものように赤く照れている君の顔が見たい。
赤みがかった君の頬を食べてみたい。
真っ赤に血塗れた君の頬に触れながら僕は言う。
「…冷たいなあ…」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
読んで頂きありがとうございます。
短編集系は初めてで見るに堪えないものだとは思いますが応援よろしくお願いします!
次回「天使」
コメント
3件
おぉ、、恋愛系とも読めるしシリアス?系とも読める、、。すごい、