この作品はいかがでしたか?
11
この作品はいかがでしたか?
11
お正月は、深澤君も一緒にわたしの実家で過ごした。
お父さんは照と杯かわせて、喜んでた。
私と深澤くん…辰にいは、お母さんと、昔の話や、アルバム見てワイワイ楽しんだ。
お父さんとお母さんは、一気に息子が2人増えたみたいで嬉しいと、すごく喜んでくれて。
私はまだまだつわり真っ最中。
いきなり来る吐き気に振り回されつつも、思ったより元気。
部長にも結婚と妊娠を報告。
職場では、業務内容を色々と考慮して貰えてる。これくらいいいやと、物を運んだりしてると、深澤くんが飛んでくる(笑)
かと思えば、吐き気に襲われ、動けなくなるし。ほんと、大変。
中には心無いスタッフもいて、仕事押し付けてきたり、深澤くんに手伝ってもらってると、嫌味言ってきたり…
気にしてる訳じゃないのに、気になってるのか、すごく、落ち込む。
深澤「○○?」
○○「ん?」
深澤「気にしてる?」
○○「ん、気にしてるつもりは無いんだけどね、なんか、ちょっとしんどい。多分ね、マタニティブルーみたいなやつかな?笑。」
笑ってみせたけど、深澤くんは全然笑ってなくて。
○○「え?何?なんでそんな難しい顔してんの?」
深澤「無理してるでしょ?」
○○「してない」
深澤「顔色悪いよ?」
○○「………」
ほんと、気づかなくていいのに。
気づいて認めちゃったら、止まらなくなるから…
絵里「深澤くん、○○の事心配なのわかるけど、仕事してくれない?」
深澤「え?あ、はい!」
御局様「ったく、あんたがそんなだから、余計○○に当たり強くなるんでしょうが!」
深澤「……はい。」
絵里「妬む気持ちはわからんじゃないけどねー(笑)この際、皆にも言えばいいのに。」
深澤くんとは、兄妹ということは、絵里と、御局様、部長が知ってるだけ。
絵里「○○、休憩室で少し横になってきたら?」
○○「…大丈夫。あ、そろそろ洗濯物、取り込んでくるね!」
そういい、上着持たず外へ。
室内は暖房効いてるけど、外は寒い。
○○「わぁ、上着忘れた……ってか、乾いてるかわかんない位だなぁ。」
そうつぶやきなら取り込んでく。
タオルと服にわけ、通用口から入ろうとしたら……
あれ、開かない……
中から鍵掛けられたみたい……
真反対にある、玄関まで行くしかない……
カゴ3つ分あるのを、両手で抱え、前も見えずらいが、寒いし、一度で終わらせたくて。
一所懸命運んでた。
もうすぐ玄関だというところ……
○○「あっ!!」
小さな段差にひっかかり、そのまま転倒。
○○「…ったた……。あー、良かった、洗濯物は大丈夫そう。」
そして立ち上がって、また歩き出した時だった……
○○「………っ!」
足に痛みがあるのと、腰あたりに違和感を感じた。
○○「……っ、寒っ!早く戻らないと……」
この違和感には不安でしかなくて。
でも、きっと、大丈夫…大丈夫って言い聞かせた。
コメント
4件
続き気になるー!!
○○ちゃんどうなっちゃうの? めっちゃ続き気になる〜!