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松田「その次は俺が助けられたな」
三年前
俺こと松田陣平は親友の萩…萩原研二に怪我を負わせた爆弾魔が許せず、移動願を出していた。しかし、移動したのは行きたくもない捜査一課だった。萩は爆処に残ると思っていた。しかし、
萩原「陣平ちゃん、俺がいないとアクセル踏みまくって暴走しちまうだろ?」
と言って一緒に移動した。俺の教育係に佐藤、萩原には白鳥がついた。俺は希望した課ではなかったため、あまり真面目に仕事に取り組んでいなかった。萩に窘められて何とか上手くやっていた。今思えば、悪いことだと分かっているがあの頃はそんな余裕がなかった。11月7日。運命の日。その日警視庁にFAXが届き、俺はそれを速攻で解読して爆弾の在り処である観覧車へ向かった。観覧車の72番目のゴンドラそこに爆弾がある。俺がゴンドラを確認すると、子供と大人が言い争っていた。大人は子供をゴンドラに強引に押し込めていた。俺は急いで大人を引き剥がし、子供を救出。しかしそこは72番目のゴンドラ。俺と子供と爆弾を乗せて、ゴンドラは上昇していった。
松田「おい。お前って…」
そこにいたのは4年前の誘拐事件の被害者であり萩の救世主の愛璃がいた。
愛璃「もしかして…あの時の?」
松田「あぁ、そうだ。お前またか?」
愛璃「はい、大人に強引に誘拐されました」
2度目の出会いも誘拐によってだった。
松田「愛璃。揺らすなよ」
愛璃に爆弾を見せる。普通だったら怯え、泣くだろう。しかしこいつは怯まなかった。
愛璃「分かりました」
愛璃もいるため、早めに爆弾を解体しなければいけない。解体していると佐藤から電話がかかってきた。対応していると爆弾に文章が流れた。
松田「勇敢なる警察官よ… 君の勇気を称えて褒美を与えよう。 もう一つのもっと大きな花火の在処のヒントを 表示するのは爆発3秒前 健闘を祈る」
もう一つの爆弾の在処は爆発の3秒前に出る。つまり、己の命と引き換えにということだ。
(ふざけた野郎だ…!人の命を何だと思ってやがる!)
愛璃は静かにその文字を見つめ、観覧車の外を見回した。
松田「何をしてるんだ?」
愛璃「次の爆弾…目星がついていますか?」
松田「恐らく病院だな。だが、病院は数が多すぎて絞れねぇ」
すると愛璃は指を差し小さな声で囁いた。
愛璃「あそこ」
松田「は? 」
その先には…米花中央病院があった。
松田「根拠は?」
愛璃「私ならそうするから」
松田「はぁ?」
理解ができなかった。
愛璃「犯人は貴方がここでどのような結果を残すのかをみたいはず。そして、ここから見える範囲にあるあそこも」
確かにと納得した。ヤツならあり得ることだ。
愛璃「それに、文字だけ見てギリギリで解体できますよね?」
松田「ったく。無茶いいやがって。」
こいつの言うことはなぜか信頼できる。確信を得るためにもヒントは少しでも見るべきだ。
そして15秒前…10秒前…、9、8、7、
6、5、4、3、2、1
パチン!0.01秒で解体しきれた。そして場所も…
松田「萩か?もう一つの場所が分かった。米花中央病院だ」
そして無事解体され、愛璃の誘拐犯も捕まえ、爆弾魔も捕まえた。なんと、愛璃が犯人の顔を見ていた。
そうして俺も命を救われた。愛璃という救世主に。
現在
愛璃「懐かしいですね」
松田「爆弾魔も誘拐犯も今はムショだ」
萩原「愛璃ちゃん、やっぱり誘拐されまくってない!?」
伊達「嬢ちゃん、まさか今も?」
愛璃「今は大丈夫ですよ。自衛できますから。」
安室「何かあったら言ってくださいね。僕が駆けつけますから。」
そうして私は萩原さん、松田さん、伊達さん、安室さん(最強セコムが)の連絡先を手に入れた。