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#めめこじ
雫
200
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「それで、何で泣いてるの」
「…振られたんだから、そりゃ泣くだろ」
「これまで泣いたことなんてなかったのに? 何で今日に限って泣くの?」
痛いところを突かれてぐっと言葉に詰まる。この流れだと、あの茶番を一から説明しなきゃならないのか? どんな羞恥プレイだよ。
「今までの告白が本気じゃなかったの、お前だって分かっただろ」
「…そう、だね。知ってた」
「だから振られても泣かなかった。でも今は、ちゃんと告白してちゃんと失恋したんだから涙が出たっておかしくないだろ」
「…ちょっと待って」
「何がちょっと待てだよ。お前は俺を振ったんだろ? だったら放っといて、一人で泣かせてくれよ。でないと、ちゃんと消化出来ないだろ!」
「しなくていいから!!」
何か段々腹が立ってきて少し声を大きくすると、それ以上の声量で蓮が言葉を被せてきた。
言ってる意味が分からなくて、まだじわじわ滲んできてた涙すら止まる。びっくりして蓮を見上げると、何だか必死な顔をしていた。
「…消化なんてしなくていいから…まだ捨てないでよ」
「捨てるって、何を…」
「俺への気持ち。まだ持っててよ…出来たら、この先一生」
「何言ってんだお前…。俺にこの先誰も好きになるなって?」
「…そうだよ。佐久間くんはずっと、俺しか好きになれなければいいんだ」
蓮の言ってる意味が分からない。俺のこと振ったくせに、どんだけ理不尽なこと言ってるんだ。
でも蓮の顔はやっぱり必死で、どこか焦ってるようにも見えて。何だか怒る気になれない。
「…お前、自分が何言ってるか分かってる?」
「勝手なこと言ってるのは分かってる。でも、佐久間くんだって勝手に失恋したんだからおあいこだよ」
「は? お前、俺のこと振っておいて何だよその言い方!」
「さっきの告白が本気だって知ってたら振らなかったよ!!」
「…え」
「今まで冗談みたいな告白しかしてこなかったくせに、何で急に本当に告白してくるんだよ…今からちゃんとした告白するって言ってよ! 気付かないで流した自分にも腹が立つ…」
「え、ちょっと待って。どういうこと?」
「…好きな人からずっと冗談で告白され続けてモヤモヤしてた話をしてます」
「……は?」
今、好きな人って言った? え、好きな人って、誰のこと??
言われたことが全然飲み込めなくてプチパニックになってると、拗ねた顔の蓮が拗ねた口調で話し始めた。
「…最初に告白された時、一瞬舞い上がった。けどすぐに本気じゃないって分かったし、何かムカついたから『無理』って返した」
「そ、そうだったな…」
覚えてる、最初の告白。冗談だったら許されるかなって、そう思って『好きです! 付き合ってください!!』っていつかの動画みたいなノリで告白した。
蓮は一瞬びっくりした顔をした後、今みたいに拗ねた顔をして『無理』って一言だけ返してそっぽを向いてた。
あれ、嘘告白だから拗ねてたってことか…?
じゃあ、嘘じゃなかったら拗ねなかった? え、嘘じゃなかったら良かったってことなのか??
段々状況を理解してきたことで、逆によりパニックになる。
「告白される度に、ああ佐久間くんは俺のことなんて何とも思ってないんだなって…逆に失恋したみたいな気分にずっとなってた。俺の方が泣きたい」
「え、ご、ごめんな…」
「駄目、許さない。俺の気持ちそんなに浅くないから」
「ええー…ど、どうしたらいい?」
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第4話あげてくださりありがとうございます(*'∀'人)✨ 楽しく読ませていただきました‼️ 🖤も🩷もお互いの本音が表に出て良かったです(*´︶`*)❤︎
水瀬さん更新早い…!楽しみだったので嬉しいです♡ついに🖤も本音が出ましたね💕︎