体が揺れている感覚がする。
よく分からないけど、ゆっくり目を開いてみた。
すると絵名が心配そうにボクの顔を覗き込んでいた。
『ん……、?』
「あ、起きた…!?大丈夫!?」
何が起こったのか良く分からず、左側を見てみると窓辺に綺麗な花瓶に入ったブバルディアが咲いていた。
『……ぁ、』
「ねぇ、これって……」
と絵名が言いかけた所でコンコンと扉が軽くノックされる。
「は、はーい…?」
絵名が怯えながらも返事をすると、ゆっくり扉が開いた。
「……あれ、瑞希も居るの…?」
奏は驚きながらボクと絵名を交互に見つめる。
『……あのさ、もしかして何だけど…』
「うん、そうよね…?」
「え、やっぱり……?」
皆でゆっくり頷く。
そして皆で口をゆっくり開く。
「「『まふゆの病室に行かなきゃ』」」
コメント
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コメ失礼します 私も100日後シリーズをやろうと思っているんですけど、日記を見られて秘密がバレるっていう内容を私の作品に書いても大丈夫ですか? ダメならすいません
ど、どうなるんだ… 無事でいてくれ!