テラーノベル
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ペレーカーというものを見ていたら、シチューみたいだった。スプーンのようなもので食べてみると、なんとも言えない味だった。なんかちょっと甘い。不味いという事ではないけど、うーん…なんか…びみょい感じ…すると悲しそうな顔でこのえが聞いてきた。「おいしくない…かな?まいごさんにはあわなかったのかも…」辛辣な事を思うが、多分これは誰が食べてもびみょいと感じると思う。甘いおかゆみたいなのは誰でもびみょいと感じると思う。「甘いね。これ。」という本当になんも考えてなさそうな言葉をかけた。そして「試しに、私が作ってみてもいい?」というと、このえは少し戸惑いながらも、こくりと頷いてくれた。
わたしは一応料理だけは人一倍出来るので、大丈夫だろうと考えていた。でも、材料台に載っているのは見たこともないものばかり。わたしは困って、食材のようなものを手に取ったり、嗅いだりして、どのような料理が出来そうか考えた。
ダメだ。一向にそのアイデアが出てこない。しかも日本の文化である米さえないから、多くの料理は潰される。このえはわたしの事を気にしながら、周りの雑草をむしっていた。とりあえず、卵のような形をした物を割ったら、普通の卵のように黄色いものが出てきた。これはスクランブルエッグでも作れるんじゃないかと思った。フライパンみたいなものもあるし。
その後、わたしは頑張って焦げないようにスクランブルエッグを作った。
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