テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
エデンの2人と共に馬を走らせて2時間くらい経った頃
1つの大きな街が見えて来た
サーヤ「さぁさぁ!着きましたよ!」
「此処が我らエデンの本部があるアルセラです!」
ユーマ「お、大きい…。こんな大きな街来たこと無いです」
サーヤ「そうなんですか?なら、許可が降りたら街を案内しますよ」
ゼダ「何をダラダラ話してる?早く行くぞ」
ユーマ「あ、はい!」
2人に案内されエデンの本部へ入る
ユーマ「な、仲まで凄い…」
エデンの本部の中は今まで見たことも無い様な物ばかりで目移りばかりしてしまう
サーヤ「ユーマさん?あまりキョロキョロしてると誰かとぶつかっちゃいますよ?」
サーヤが言った通りのことが起こる
??「わっ…!」
誰かとぶつかってしまう
ユーマ「あ、大丈夫ですか?すみません」
サーヤ「わわっ!すみません。この子、今日来たばかりの子で…!」
サーヤがユーマの元へ急いで近寄り、一緒に相手に謝る
サーヤ「本当にすみません!!」
??「いえ、大丈夫ですから頭を上げて下さい」
「それより、いつこっちに戻って来てたんですか?サーヤ」
サーヤ「え…?って!アルフィナさんじゃないですか?!」
ユーマ「え?お知り合いですか?」
その時、ゼダも合流してくる
ゼダ「何ごとだ?あ、アルフィナさんお久しぶりです」
このアルフィナという人もエデンの人らしくサーヤさんとゼダさんの先輩らしい
アルフィナ「ふふ、ゼダも元気そうで安心だわ」
「あ、自己紹介が遅れたわね?私はアルフィナよ。よろしくね」
アルフィナさんは優しい桃色の髪を下の方でゆるく結んでおり、ふんわりとした雰囲気をまとう人だ
ユーマ「ユーマです。先程はすみません…」
アルフィナ「大丈夫よ。私もあまり前を見れていなかったし」
「それより、サーヤ達がここに帰ってきたのも例の件が目的?」
サーヤ「え?いや、違いますよ」
「こちらのユーマさんを保護したのでボスに報告をと思いまして」
アルフィナ「あら?そうだったの」
ゼダ「あの、アルフィナさん。例の件とは?」
アルフィナ「知らないの?最近、アルセラを中心に天獣が増加してるのよ」
天獣とは邪神と神の使いが降臨した際に一緒に天から降りて来た獣のことだ
エデンは主にその天獣から人々を守るために世界中を駆け回っているらしい
サーヤ「そんなことが…」
ゼダ「こちらの用事が終わり次第、俺達もその調査に協力します」
アルフィナ「あら、それは助かるわ〜」
サーヤ「いえいえ〜、ん?アルフィナさん調査に行くんですよね?」
アルフィナ「ええ、そうよ」
サーヤ「相方はどうしたんですか?」
エデンで活動する人達は常に2人1組で行動しており、サーヤとゼダも同期でペアだ
アルフィナ「それなら後少しで来るはずよ」
サーヤ「本当ですか?!アルマさんですよね?」
アルフィナ「そうよ。ふふ、会ってく?確か貴方達って仲良かったわよね」
サーヤ「はい!沢山お世話になりました!」
「ゼダさん良いですか…?」
サーヤが強請るようにゼダを見つめる。しばらく考えていたゼダが大きく溜め息をつく
ゼダ「アルマさんに会ったら直ぐに行くからな」
サーヤ「ありがとうございます!!」
ユーマ「そのアルマさんと言う人はサーヤさんと親しいんですか?」
サーヤ「はい!私がエデンに入りたての時に色々教えて貰った先輩なんです」
アルフィナ「優しい子だからユーマくんも直ぐに仲良くなれるわ」
ユーマ「そうだと嬉しいです」
その時、1人の男性が小走りでやってくる
アルマ「少し遅れたな。すまないアルフィナ」
「ん?サーヤにゼダか久しいな。それと…そこの君、初めまして俺はアルマと言う」
かすかに微笑みながらユーマに話しかける
ユーマ「は、はい。初めまして。俺はユーマです」
アルマ「ユーマか、良い名だ」
アルマさんは綺麗な白髪を持っていて、少し表情が硬いが優しい雰囲気の人だ
アルフィナ「ふふ、それじゃあアルマも来たことだし私達は調査に行くわね」
「またね、ユーマくん」
アルマ「久しぶりにお前達の顔が見れて良かったよ」
サーヤとゼダの頭を軽く撫でる
「じゃあまたな。ユーマもまた会おう」
ユーマ「はい!」
サーヤ「今度ゆっくり話しましょうね〜!」
アルフィナとアルマを見送るとゼダが口を開く
ゼダ「さ、次こそ行くぞ」
サーヤ「そうですね。行きましょうか?ユーマさん 」
ユーマ「はい」
3人は建物の奥の方にある部屋を目指し、再び歩き始める