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注意書きは1話目をどうぞ。
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k n 視点
「チェックメイト。」
「残念でしたねぇ?𐤔𐤔近接特攻部隊隊長、」
「コネシマさん?𐤔𐤔」
……なにか、忘れてはいけない記憶を忘れているような気がする。
ここ2年程、心になにか空いたような空洞がある。
なんだろうか。
ザッ、ザッザザザ……
ノイズのような、なんと言うか、……頭に黒いモヤが掛かっている。
とぐろを巻く様な……嫌な感じだ。
ぅ、っっ.ᐟ.ᐟ.ᐟ??
『シッマ。』
『シッマ?』
『シッ〜〜〜〜マ.ᐟ.ᐟ.ᐟ』
『シッマ♩』
『ジッッッッッマ”ァァァァ.ᐟ.ᐟ.ᐟ.ᐟ』
『しっまぁ……』
だれの、コエ?
「あれ、シッマ?」
「わっっつ.ᐟ.ᐟ.ᐟ?」
「うわっうるせぇ……」
「相変わらず声でけぇな……」
この、コエ
「お前……シッマて……」
「あ、ぅ.ᐟ.ᐟ?」
「あ、嫌でした.ᐟ?すみません.ᐟコネシマさん.ᐟ」
「……いや、敬語やめろ。」
「あと、お前シッマ呼びな。」
「え、えぇ……?」
と、相手は何か困惑する。
「お前、強いなぁ.ᐟ.ᐟ.ᐟ」
「幹部になるけぇ.ᐟ?」
「俺がグルッペンに言うたるで?」
「と言うか言ってくるわ.ᐟ.ᐟ」
「あ、ちょ.ᐟ?」
「やめ……って、」
もう居らへんし……はやぁ……
「あの……」
「ん?」
と、名のない新兵の1人が俺に向かって吐く。
「お前……めちゃめちゃ強いんだな.ᐟ.ᐟ」
「見直したぜ.ᐟ.ᐟ」
「俺にも教えてくれよ〜〜.ᐟ.ᐟ」
「えぇ……」
「てか俺まだ本気やないし……いっつもシャベルで戦ってたし……」
「シッマが魔法使ってたら試合どうなってたかわからへんし……」
「え、お前その強さで本気じゃねえの.ᐟ?」
あ、しまった。
「しかま魔法も使えるなんて……」
「なんでその強さで無名なんだよ.ᐟ.ᐟ」
「あ、えーっと、俺これから用事あるから.ᐟ」
「じゃな.ᐟ.ᐟ.ᐟ.ᐟ.ᐟ」
「あ、ちょまっ.ᐟ.ᐟ」
「いねぇ……」
あっぶねぇ……
なに零すかわかったもんじゃねえしなぁ……
そう言えば、ここで読者も疑問に思った事だろう。
『無名』、とは?
普通、強いとなにか呼びなが付くのだ。
例えば……あ、
ゾムはこの軍に入るまではフリーで凄腕の暗殺者だった。
大抵、強い奴は暗殺者や幹部など裏の職に着くことが多い。
ゾムの場合、頼むと100%成功させる凄腕暗殺者、『這い寄る脅威、ゾムーク』と言う呼び名がついた。
今は、『W国軍幹部、味方最大の脅威』としてつけられてる見たいだったけど。
ま、俺の場合、固有魔法の『忘却魔法』で俺の存在が消えてるし、2年もの間俺はただひたすらに鍛えてたからなぁ。
俺に呼び名が付かないのは無理がない。
だからだ。
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その後、俺はすれ違う兵達に追いかけ回された。
それをなんとか振り切り、風呂へ行き汗を流して食堂で飯を食い今は自室に居る。
幹部時代、部屋は『え、これ1人用なの???』って思うくらいに広い部屋だった。
だが、今くらいの部屋が丁度いい。
俺には有り余り過ぎてたからな〜あの部屋。
そして、今は日課の日記を描いている。
俺の固有魔法の掟。
これだけは絶対に守らなければならない。
『この魔法の使用後は必ず記憶の記録を付ける事。』
だから、『忘却魔法』を使ってからはずっと付けている。
なんでかは知らん。
パタン、と日記帳を閉じて布団へ入る。
あー、明日どうしよー、
絶対幹部入りを強要されるだろうなー。
もう、頭痛までしてきたわ……
考えるのはもう辞めよう。うん。
俺の身が持たん。
あ、今日久しぶりにガチで闘ったから、ね…む、け……が……
ストン、と俺の視界が真っ黒に染まった。
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ま、流石にいいね👍500はいかんやろ。
おやすみ。
私はもう疲れたよ。
閲覧、ありがとう……ござ…い、ました……ぁ…
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