テラーノベル
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ほのぼの
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テレビ局の薄暗い通路の片隅。
宮舘涼太は、スマートフォンの画面を見つめたまま、完全に立ち尽くしていた。
画面に躍るのは、彼がずっと憧れ、背中を追いかけ、心から慕い続けてきた先輩・亀梨和也の「結婚」の二文字。
「……っ」
おめでとうございます、と、ファンとしても後輩としても、真っ先に祝福すべき喜ばしいニュース。頭では分かっているのに、胸の奥がぎゅっと締め付けられて、視界がじわじわと滲んでいく。
これまで亀梨からもらった優しい言葉、かけてもらった期待、そのすべてが宝物だった。憧れが強すぎて、どこか失恋にも似た切なさが胸を支配していく。
溢れそうになる涙を必死に堪え、唇を噛み締めて下を向いたその時――。
「……何、一人で泣きそうになってんだよ」
聞き馴染みのある、少しぶっきらぼうで、だけど誰よりも優しい声。
ハッと顔を上げると、そこには渡辺翔太が立っていた。
「翔太……」
「お前がそんな顔すんの、珍しいじゃん」
翔太は涼太のスマホの画面に目を落とし、すぐにすべてを察したようにフッと眉を下げた。涼太がどれほど亀梨をリスペクトし、大切に想っていたか、幼馴染の翔太が知らないはずがなかった。
「……泣いて、ない」
「嘘つけ。目が真っ赤。……ほら、おいで」
翔太は一歩踏み込むと、戸惑う涼太の大きな身体を、自分の腕の中にぎゅっと力強く抱きしめた。
「っ……、翔太、ここ、通路……っ///」
「誰も来ねぇよ。……ほら、我慢すんな」
背中に回された翔太の手が、優しく、トントンと一定ののリズムで涼太の背中を叩く。いつもはツンツンしていて照れ屋な翔太が、今は驚くほど男らしくて温かい。
「……カッコよくて、ずっと、大好きだったっ」
「知ってる」
「おめでたいのに……なんか、胸がいっぱいで……っ」
「うん、分かってるから。お前がどんだけ亀梨くんのこと特別に思ってたか、俺が一番近くで見てたからさ」
翔太の胸に顔をうずめると、堪えていた涙がポロポロと涼太の頬を伝い、翔太の楽屋着の肩を濡らした。涼太が「漢」の涙を流せるのは、この世で翔太の腕の中だけだった。
「たくさん泣いてスッキリしたら、一緒にちゃんとお祝いのメッセージ送ろうぜ。な?」
耳元で囁く翔太の優しい声に、涼太は小さく頷きながら、自分を包み込んでくれる幼馴染の背中に、ぎゅっと強く腕を回し返した。
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亀梨くん結婚おめでとうございます!
お幸せに🎉
私の推しの龍がテレビ出てて…
TVerにあったから見れた!!
もう1回見ます!笑
コメント
1件
読み終えたよ〜!第9話、めちゃくちゃ良かった…!涼太の亀梨先輩への憧れがズシンと来たし、本気で好きだったからこその「失恋みたいな切なさ」にグッときたわ。でもそこで登場する翔太の「おいで」からのハグが優しすぎて…普段ツンデレな分、ギャップでやられたわ。幼馴染で一番近くで見てきたからこそ分かってる感じも最高。涼太が泣けるのも翔太の前だけって設定、尊すぎる。素敵なエピソードありがとう!🔥
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