テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
#主人公最強
#ハッピーエンド
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
生徒会室の中には、錚々たるメンバーが集まっていた。
──生徒会長、《黄金の王子》レヴィス・メル・フェディス。
──生徒会書記、《紫紺の王子》フェリクス・トワイライト。
──生徒会会計、《漆黒の姫》メアリー・ハイルヴェリー。
──レヴィスの側近、《橙の王子》レオナルド・ペイラー。
エレナを生徒会室へ連れてきた、《青銀の姫》シーノ・スイラーヌ。
そして、生徒会メンバーではない人が一人いた。
──《白砂の姫》ルミア・ノーヴェルデ。
なぜ生徒会メンバーではない彼女がこの場にいるのかは不明だが、彼女も『九色最高者』の一人だ。生徒会メンバーが『九色最高者』で構成されているのだから、いても不思議ではない。
「レヴィス様。連れてきましたわ」
「うん、ありがとう、シーノ。じゃあ、早速だけど、エレナ・アスモデウス嬢。本題に入ってもいいかな?」
「その前に……質問いいですか……?」
「レヴィス様の言葉を遮り、さらに自分が質問をするだと……ッ? 常識を知らないのか?」
「躾がなってないわ。レヴィス、まずこの子には、躾る人を用意した方がいいわよ。自分優先なんて生意気」
レオナルドが憤慨し、メアリーが顔をしかめる。
「まぁまぁ、落ち着きなよ、レオナルド、メアリー。それでエレナ嬢、質問、したいんでしょ? いいよ」
レオナルドとメアリーをなだめてから、レヴィスはエレナに笑顔を向けた。
「私がこの場に呼ばれたのって、何でですか……?」
「それも含めて説明するから、まずは僕の話を聞いてくれるかな?」
物腰が柔らかで話が通じそうなレヴィス。
そのことに、エレナはホッとした。
レオナルドとメアリーに敵意を向けられてしまったため、レヴィスもそのような性格だったらどうしよう、などとひそかに思っていたからだ。
「今日の朝、メアリーが、『ハンカチを失くした』って僕の元へ来たんだ。メアリーのハンカチは、僕が誕生日プレゼントで贈ったもので、とても大切にしてくれてた。そのハンカチを、僕の部屋もメアリーの部屋も探したけれど、見つからなかったんだ。僕らは朝から生徒会の仕事があるから、一旦探すのは諦めて、生徒会室に来たんだけど……」
(っ、まさか……!?)
レヴィスの目が少し伏せられた。
「生徒会室前の机に、黄色のハンカチが置かれてた。確認したら、入っていたイニシャルは……『M.H.』。これは、メアリーのイニシャルなんだ。わかるよね? ……何でこのときになってハンカチが出てきたのか。僕もメアリーも持ってなかった。もちろん他の『九色最高者』も違う。じゃあ誰がハンカチを置いていったのか……」
レヴィスが顔をあげる。
「君は、メアリーのハンカチを生徒会長前に置いた人物について、心当たりはあるかい?」