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13 - 9月1日の約束(感動系)

♥

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2025年09月01日

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はいどうも莉月です!!

今回は桃青です


このお話は少しうち自身の体験もあります

不快に思われる方はここでこのお話を閉じてください🙇‍♀️



タヒパロではないです!!

桃青しか出てきません

年齢操作有(お互い中2)


地雷の方🔙



それではどうぞ(^ω^)_凵

















パクリ❌

アンチ❌
























9月1日。


夏休みが終わり、新学期が始まる朝。教室に向かう生徒の中に、中学2年生のないこの姿はなかった。


彼は自室のベッドの上に座り、スマートフォンを握りしめていた。画面には、昨夜書いたメッセージが表示されている。


── もう疲れた。ごめん。


送信ボタンに指をかけたまま、ないこはしばらく動けなかった。


彼は学校が嫌いだった。特に、二学期が始まるこの日が。


クラスでは、いつも孤立していた。些細なことでからかわれ、無視されることが増えた。先生に相談しても、「気にしすぎだよ」と笑われた。それならばと家では明るく振る舞ったが、親は気づかなかった。


この夏休み、ないこはほとんど外に出なかった。唯一の居場所は、SNSで知り合った「いふ(まろ)」とのメッセージのやりとりだった。


まろは、ないこと同い年の中学生だった。彼も学校が嫌いで、親にも悩みを話せないと言っていた。そんな共通点から、二人は自然と本音を語り合うようになった。





── 九月一日、消えちゃおうかな。






数日前、まろがそう送ってきたとき、ないこは「俺も」と返してしまった。


「一緒なら、怖くないよね」


そんな言葉に、ないこは「そうだね。」とだけ返した。でも、本当にそれでいいのか、ずっと考えていた。


スマホの画面を見る。メッセージを送るかどうか迷っていると、いふからの新しいメッセージが届いた。


── ないこ、まだ生きとる?


「……うん、まだ生きてるよ」




そう返すと、すぐに電話がかかってきた。


──なぁ、ほんまに今日、やるんか?」


まろの声はかすかに震えていた。


ないこは、しばらく沈黙した後、口を開いた。


「……まろ、まろはさ本当は生きたいの?」

──……わからへん。けど、苦しいのは嫌。


「俺も。」


その一言で、二人は黙り込んだ。スマホ越しに、互いの息遣いだけが聞こえる。


──なぁ、ないこ。もしさ……もし、今日を乗り越えたら、少しだけマシになんかな…。


「わかんない。でも……」


ないこは、ふと窓の外を見た。朝日が昇り、街はいつもと変わらないように動いていた。


「……少なくとも、今日を終えなかったら、それを知ることもできない。」


まろはしばらく黙っていたが、小さく笑った。


「……ないこ、今日、話してくれてありがとう。」


「俺も。ありがとう。」


二人は、その後少しだけ泣いた。


──あのさ、約束せいへん? 今日1日を乗り越えるって。」


「……うん。約束する。」


9月1日が終わるまで、とりあえず生きてみる。


それだけの約束だった。でも、その小さな約束が、2人をつないでいた。


電話を切った後、ないこはスマホのメッセージを削除し、少しだけ深呼吸をした。


「……行くか。」


制服に着替え、玄関を開けると、まだ夏の名残を感じる風が頬を撫でた。


一歩、一歩。


今日を生きるために。



1318文字

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