テラーノベル
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健志は今日も朝から図書館で落語のCDの棚を見ていた。
横で見知らぬ爺さんが、早く場所を譲れと言わんばかりに、圧力をかけてくる。
自分のような若者でも落語を聴くのだぞ、と健志は意地でも退かない決心で、わざとゆっくりとその棚を眺めた。
桂歌丸の何という落語だったか、健志は昨日YouTubeで見た、お気に入りの落語の題名が思い出せないでいたので、いっそ、この爺さんに聞いたら分かるかも知れないと思った。
健志が一通り棚を見終わって、館内の椅子に座ってぼんやりしていると、目の前を目の覚めるような美人が歩いて行った。
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