任務を失敗して、ドズさん達からは心配をされた。だけど、失敗をした理由はおんりーチャンが言わない限り俺からも言わないことにした。
でも、任務を失敗してからも、おんりーチャンの任務をやるペースは止まなかった。
そんなある日、俺は自分の部屋で久しぶりにその日は任務がなく、寛いでいると、
バタンッ
ドズさんがノックもせず、勢いよくドアを開け、俺の部屋に入ってきた。
「なにー、そんな慌てて」
「はぁ、…はぁ、…ぼ…ん…さん、…」
珍しく息が荒く、落ち着かないようすで話を続けた
「おんりーが…、ま…だ、任務から…帰ってこなくて、、行ってからもう…2時間…くら…い…たってて、…」
その瞬間俺の顔は青ざめた。そして、すぐさま武器と任務のときの格好に着替えてそのおんりーチャンの任務場所へ向かった
珍しく荒い運転をして、おんりーチャンが居るであろう敵のアジトに向かった。
すると、俺が見た光景はおんりーチャンが柱に縛られ、何十人程の敵に囲まれていた。おんりーチャンの身体中はアザだらけだった。
その瞬間俺の中の何かが切れた。俺は銃をとりすぐに奴らに向かって撃った。
この銃は滅多に使わない銃で、猛毒がついている、撃たれたら勿論、触っても身体中に毒がまわる。
俺はあいつらを殺すのに1分もかからなかった。俺はおんりーチャンの方に向かうと、
「ぼ、…ん、さ……ん、…」
俺の方を見てきて小さく俺の名前を呟くとおんりーチャンは気絶してしまった。いや、気絶して当たり前だろう…
正直、…
あいつらの目的はわかっていた。おんりーチャンを人質にすれば俺が来ると思っていたからだ。でも、普通人質をあそこまで傷つけない。きっと何も怖がったり、泣いたり、表情を変えないおんりーチャンにイライラしたのか、おんりーチャンをあそこまで傷つけたのだろう。
俺は縄をほどき、おんりーチャンをすぐにドズさんの元へ連れていった。
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